店舗偵察レポート

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2001.11.4更新

イトーヨーカドー丸大・長岡店が11月1日にリニューアルオープン。
さすがにセール期間中。駅前周辺は大勢のお客で賑わいました。久々の活気!!


写真・長岡市城内町2丁目 今や長岡のカオと言われる イトーヨーカドー丸大・長岡店
■1階から7階にわたり、店舗の入れ替えを含む大改装を進めていた、IY丸大・長岡店が11/1にリニューアルオープン。3年前に地下食品売り場を改装、それ以外の大改装は1988年のオープン以来初めて。投資総額は約四億円。これまでの中年以上の商品構成を改め、ヤングミセスや学生のニーズを重視。駅前立地条件を最大限生かす事にする。

100円ショップ「キャン・ドゥー」など4店が新展開。6階の文房具、玩具売り場が移る3階では子供服などと併せ、若い家族を狙ったフロアに生まれ変わる。また、1階は化粧品、薬局コーナーが加わる。他の階も大きく配置変えする。電化製品、スポーツ売り場は姿を消す。地階食品売り場は改装しないが、地場食材を使った惣菜の売り場を充実させる。

11月1日は通常より1時間早い午前9時に開店。11月11日まで、五日間づつ2回の新装開店セールを行なう。(記事一部抜粋)


■イトーヨーカドー丸大って、イトーヨーカドーじゃないの?■
と言う事で行って参りましたので、写真をメインに簡単にレポート書かせて頂きます。(^^)地元の方なら知らない人は居ないくらい?泣く子も黙るイトーヨーカドー丸大・長岡店が沈黙を破ってリニューアルオープン!!県外の方でも、新幹線を利用されている方にはお馴染みですね。駅のホームから店舗が見えますから。まさに駅前です。

「イトーヨーカドー丸大って、イトーヨーカドーじゃないの?」と時折、メールなどを頂く事がございます。「イトーヨーカドー丸大は、イトーヨーカドーではなくて、丸大なんですが店名はイトーヨーカドー丸大なんです。」と御返事。

わたしも内部事情は詳しくありませんが、社名は(株)丸大 もとは地元長岡で衣料商を営んでいた老舗らしいです。デパートとして新潟、柏崎などに出店、本店長岡店を大手通(旧ザ・プライス丸大店)から現在位置へ移転した模様です。その後、イトーヨーカドーと業務提携。今現在IYグループ店舗として営業しています。(内容に誤りがある場合は御指摘。)

県内のイトーヨーカドー店舗より、デパート色の強い売場でしたが各店、最近の改装で徐々にヨーカドー化しております。長岡店に至っては、丸大の中では新しい店舗なのでより展開しやすい(ヨーカドー化しやすい)のでしょうか。

過去、デパート通り・長岡銀座とも呼ばれた大手通・長岡駅前。数々の地元デパートが軒を連ねておりましたが・・。今現在、食品売場を展開して営業しているのは大和だけになってしまいました。唯一、丸大も地元長岡で、会社名だけは残していますが実質はイトーヨーカドー店舗。最近では「丸大」と言うよりも「イトーヨーカドー」の名が通り、地元若者からも「なんで丸大って言うの?」といわれるほど・・。

売場もスーパー店舗に近づきつつあり、旧ロゴも鳩ロゴに変わり徐々に「老舗丸大」の色が無くなってきておりますが・・。ともあれ、長岡を代表する店舗に成長したのは事実でございます。これからも頑張って頂きたいです。

■若者向け売場に変化した売場。■
さて簡単に書出しますと・・
地下食品売り場は什器の取替えだけで、大幅な改装はしませんでした。(以前に改装済みであった。)各フロアテナント配置見なおし、テナントの入れ替え(若者・ヤングミセス向け)と什器、内壁の一新と言った感じでしょうか。特に外壁などの塗り替えはありませんでした。もともとシッカリ管理されている店舗なので、問題なさそうです。

1階は最近の改装に多く見られる、装飾コーナー・コスメティック、ドラックなど女性客をターゲットにした売場に一新。
2階は婦人服売場。地上から近いフロアに女性物を持ってくるのは、新潟店改装でも見受けられました。newショップ登場。
3階は子供のフロア。ホビーや子供服など。遊べるスペース、子供の広場が各段に広くなった事が目を引いた。
4階は紳士服と肌着。・・と言っても紳士服はグッと縮小され、女性物肌着の充実が見受けられました。
5階はCDと雑貨。寝具、インテリア、雑貨等。物産展も開催しておりました。家電売場は無くなりました。
6階は100円ショップ「キャン・ドゥ」がほぼフロア制覇。ゲームコーナー、書籍、新星堂CDショップ等。アイスクリーム店も。
7階はレストラン街です。今回2店新たにnewショップに入れ替えた模様です。ラーメン店と地元麺屋。

全体的見るからに、ヤングミセスと高校生、若者をターゲットにした店舗作りに一新したなと思いました。エスカレーター部に売り込みたい最新の物を(見せたい)持って来たり、什器・内壁も落ち付いた色に統一したりと。各階にnewショップをオープンさせて、イメージアップを図った様に見せていました。

簡単に言えば、サティとジャスコをくっ付けて、ヨーカドーの整理された上品な売り場になった・・とでも言いましょうか。当日は3階と6階が混んでいた様に見受けられます。(ただ単に子供の数が多かっただけか?)客層も以前と違って、グッと若くなったような感じもありました。

さて一新したヨーカドー丸大。今までの中年層売場を脱却し、新たな売場に挑戦したわけでございます。・・今後、どこまでヤングミセス、若者の要望に答えられるかがカギでございます。・・中年層再度品揃えを要望されるアイテムも出て来たり、若者の新たな要望も出てくるものと思われます。あの駅前店舗という、限られたスペースの中でどこまで互いの要望を聞き入れ、売場に繁栄させるのか・・。

もっとも、わたしが心配しなくても、先方は上手く切り抜けてくれるでしょうから・・。頑張って頂きたいです。

写真・長岡市城内町2丁目 JR長岡駅構内 セゾン長岡店
食品売場充実で賑わう長岡駅
■駅前激戦はどこまで続く・・。■
実はJR長岡駅構内に数年前、セゾン長岡が駅の空きスペースを利用して、食品売場など食材ショップをオープン。各テナントで構成されています。県外からの出張サラリーマンや旅行者にも楽しめるフロアとして親しまれています。その中では生鮮フロア(雑貨無し)も充実。青果、鮮魚、精肉、惣菜とフロアは狭いながらも各テナントで構成。特に目を引くのが鮮魚、大和新潟店でも知られる「北辰」。スペース的にも一番広いのでございます。店員の信じられないほどの活気と威勢の良さ。若い店員が多いので、より魚の活きがよく見えると言う気もします。・・もちろん品揃え鮮度等は、スーパー以上モノのでございます。

・・丸大の鮮魚売場より活気がある・・いや、実際の激戦は店舗同士ではなく鮮魚同士の戦い・・とウワサされるほど。北辰以外の売場は品揃え程度に、県内物を売り込んでいます。お肉も充実していますよね。結構良い物で安いでした。

単純に長岡の郊外店舗生鮮売場と比べると、活気はこちらの駅前2店舗が抜群と思われます。価格・品揃えは、スペース・立地的一概に比較できませんが、活気は原信やダイエー、ジャスコとは比べ物になりません。・・まあ、威勢と活気が良ければ良いと言うものでもありませんが・・。しかし、この2店舗の場合、他点もクリアしている様に見えますから・・地元スーパー関係者が偵察に行くのは無理もナイ。今後も切磋琢磨して素晴らしい売場を作り、中越地域のスーパーに刺激を与えつづけて欲しいです。あと、地元長岡の食卓にも、新鮮な食材を提供しつづける核店舗となる事。頑張って欲しいです。きっと、地元の某・外〇省外相も(涙)を流している事でしょう・・。(ホントかよ)

地元スーパー幹部が崇め奉る「はと」マーク 崇拝者は増えるのか

写真・長岡市台町2丁目 ダイエー長岡店
この駅前店リニューアルに伴い・・。駅東口の某店舗、このあおりを受けるのは避けられません・・。大改装もされぬまま、客層を絞り込めずになんとなく営業している・・と見受けられますが。原信今朝白トーアSCとの板ばさみ・・どこまで復活出来るかも、この企業の腕にかかっておりますが・・。・・この店舗に関しては、既に気が無いと言う感じもしますが。どうなるのか・・長岡駅周辺。

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