店舗偵察レポート

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2002.10.27更新

Step!らくだのこぶ 暇つぶし・秋の大感謝祭〜特別企画・第四弾
〜長野県中野市西条・原信マーケットシティ中野 中野店 10月24日ビックにオープン〜
秋の信州中野へ行って来ました。原信中野店と中野市内とその周辺。


長野県中野市中心部の地図
我が愛する原信中野店が、長野県中野市に10月24日オープン!!と言う事で、行って来ました。と言うより、たまたま通りかかったとの説も。

長野県中野市。「信州中野」と言った方が、名が通るかも。人口約4万人の街。果樹産地として有名であります。長野市からも近く、丘陵に位置し静かな場所です。長野県北部・北信地区と言う事で、新潟から近距離で行ける地域。流通事情もさほど激戦では?原信が登場して、大激戦かと思い行ってみましたが 、なんとなく住み分けているような気もします。市街地を取り囲むように、各店が分布しております。しかし、西友とマツヤ中野西店辺りが、原信の影響があるような。

原信中野店、ジャスコ新中野店など大型店が本年相次いでオープンしたものの、後でも書きますが人口規模に合った比較的抑え目な店舗。どちらかと言うと、地域住民に愛される店舗達と言えるのでありましょう。

原信マーケットシティ中野 原信中野店


写真・ 長野県中野市西条 原信マーケットシティ中野 原信中野店
信州中野駅から南へ行った、畑の広がる一角。駅南側からの区画整理地区から少し外れた郊外です。隣には県立中野西高校。関屋店同様、学生の集まるオアシス。怪しげな生徒達が店内視察してました。(しかしなぜか男子ばかり)

そんな、マーケットシティ中野。名前は素敵ですが、規模も小さく原信とダイソー、アメリカンドラッグと「はなおか」で構成。そのアメリカンドラックは、西友近くに店舗があったものを、現在地に移転したように思われます。「はなおか」は、あの「ファッションセンターしまむら」によく似ている店内。しかしながら、あの「しまむら」より地味な品揃えでした。ダイソーはどこにでもあるダイソーですし、アメリカンドラックはどこにでもある、普通のドラッグストアでございました。

原信店内は、原信河渡店のレポートでも書きましたが、それとほぼ同じレイアウトでした。地元信州中野の地場野菜、鮮魚もマグロ尽くしな今風平ケース。畜産売り場も対面風で、今回はウインナーなど販売。その畜産売り場から、ウインナーパン粉つき商材からお手軽商材へともって行き、サラダ、寿司、惣菜へと繋げる手法。ベーカリーコーナーと、少々狭いフードコートで終わる導線。ベーカリーコーナー前付近にリカーコーナーを持ってくる。店内配色は関原、関屋、豊栄、河渡に見られる、同様な原信らしい落ち着いた感じになっています。ただ、豊栄店付近で見られた、頭上に皿や瓶などのインテリア小物は無くて、地震が来ても安心して買い物が出来るかと。お菓子コーナーは、子供の目線を考えてか低くしてあり、子供の喜びそうな小物がケースに入って飾られてありました。

レジ付近もすっきりとし、さほど大勢詰め掛ける規模でもないのか、河渡店の様な人類大移動的な仮設レジはありませんでした。鮮度も宜しいかと思います。しかしながら、原信のこだわる「ロングホーン」言ってみれば動物の角(つの)ですが、新店のレジ、サッカー台側の側面中央に、必ず取り付けてあるシロモノがあるんです。今回の中野店にも登場していました。「原信地元・長岡市との海外の友好都市(違うか?)から送られた・・」との記述もシロモノの下にありますので、興味のある方は、是非拝んで下さいませ。今回の長野県進出、中野店。やはり、原信の県外進出は新店で勝負して欲しいです。

SSV西友中野駅前店


写真・長野県中野市岩船 SSV西友中野駅前店
おお、久々の西友。「エス・エス・ブイ」と言う事で、食品中心な店舗です。"中野駅前店"とありますが、信州中野駅南口から、少し歩いた場所。区画整理された、ある意味閑静な一角に建っているお店です。

原信対策なのか、店内はリニューアルしたばかりなのか綺麗です。西友の他に、酒店、フラワーショップ、惣菜店、と一通り揃ったお店。駐車場も入りやすく、スッキリとした構内となっております。

店内ざっと見ると、悪くも無く良くも無く、安くも無く高くも無く、と言う感じ。ただ、売り方を工夫しているのか、安く見えるようになっており、ついつい買って帰りたくなるような雰囲気を作り上げております。広い売り場ではないものの、アイテム絞ってそのアイテムの果たすべく目的を明確に打ち出しているので、そつがない売り場ではないものの、駅前には便利で良いお店、かと思います。こちらも地場野菜を品揃え。

マツヤ中野西店


写真・長野県中野市江部 マツヤ中野西店
恐らく、ジャスコ新中野店が出来るまで、一番広いSCだったと思われます。信州中野インターから伸びる、幹線沿いに位置しております。しかしながら、敷地が幹線に面してないので、案内看板で誘導しています。店舗自体も、その幹線沿いに対してでは無く、背を向けた物件です。幹線より、店舗東側県道からの誘導を前提に、看板も設置してあります。

ファッションプラザ・パシオス、綿半ホームエイド、ロンミヤコ、その他フラワーショップやファーストフード、衣料テナントなどが営業しています。

どうやら「マツヤ88周年」のセール中でした。88年とは、原信は若僧??マツヤ食品売り場は、非常に良くて少々感激致しました。価格は別にして、各生鮮売り場においても、鮮度よく品揃えも考えてあり、原信の直撃を食らったものの、売り場の適正量ギリギリで品薄観も無く、店内全体的に整理整頓されていました。食品売り場は改装済みの様です。

マツヤ中野店


写真・長野県中野市吉田 マツヤ中野店
信州中野駅南口一帯から、少々離れて市街地の北側の高台宅地の一角。店舗前、道路を挟んでサークルKとヤマダ電気があります。新潟では、片っ端から小規模都市の小型店をスクラップしたヤマダ電気。何故か、ここ中野市には健在です。しかも、この長閑な立地に新店とは。

ある意味閑静な一角に、マツヤ中野店はあります。こちらも改装済みです。フラワーショップ、フォトショップなど、テナントは数店に絞られています。マツヤ売り場は、中野西店同様とても良い売り場かと思われます。中野西店より、地元色が強いと言うか、地場野菜を取り扱っているのは当然として、地場のお菓子などもかなりの数を取り揃えてあります。商品作りも丁寧で、鮮度も宜しいと思われます。店内もスッキリとしてます。

しかし、面白いのが畜産のハムソーが惣菜挟んでデイリーの位置に飛び地。店内放送は、あの有名な某清水フードセンターそっくりで涙しました。

ジャスコ新中野店


写真・長野県中野市一本木 ジャスコ新中野店
今年3月頃にオープンしたらしい、まだ新しい店舗です。本年の各地区新店同様、ガラス張りを主にした「イオン」なお店です。ロゴも各所で「イオン」、各所看板も「イオン」でまさに「イオン」なお店。国道292号線沿いの高台に位置し、北側は田畑と丘が広がるロケーション。

この写真もそうですが、一見すると今風の大型ジャスコを連想しますが、実際見てみると、駐車場も広くなく店舗も超猫の額ミニチュアジャスコ。テナントも27店程と、高岡ジャスコと比べると目眩がしそうなほど小型店。内容は、最近の新店同様で広さも同様。ただテナントが極端に少なく、ジャスコ直営部分で勝負しているので、この様なミニチュア店舗なのかと。売り場自体は、まあ一般的なジャスコと言った感じでございます。地形が傾斜のため、正面逆の北側2階出入り口も平面駐車場です。旧・信州ジャスコ時代もそうでしたが、新店もやはり小型な長野県。逆に、それだけジャスコが市民に身近な存在だと言えるのでしょう。

旧ジャスコ中野店跡


写真・ 長野県中野市西1丁目 旧ジャスコ中野店跡
長野電鉄・信州中野駅前。ふと見ると、白く塗りつぶされた看板と店舗がありました。そう、新中野店オープン前まで営業していた旧ジャスコ中野店です。以前は長野県内でよく見られた、信州ジャスコ風・駅前小型店でございました。信州ジャスコ吸収と共に、篠ノ井店、村山駅前店、ここ中野店など、駅前立地の小型店は姿を消してしまいました。

やはり、数年前訪れた時とは賑わいがありませんねぇ。ジャスコ撤退と郊外オープンに、原信オープンが影響大でしょうか。ジャスコの経営状態良好・・など、多方面で言われて褒められておりますが、またこれもジャスコが地域に与える影響です。もっとも、企業としては当然の結果なのでしょうが。少々、寂しい感じもします。懐かしい店舗だけでは、生き残れない時代です。

信州中野とその周辺・須坂駅前〜小布施町〜豊野町
ジャスコ須坂店(すざか)


写真・長野県須坂市須坂 ジャスコ須坂店
そんな駅前店舗が消えようとしている長野県。中野市の近く須坂市。長野電鉄須坂駅前の、ジャスコ須坂店。しかもリニューアルしています。この須坂市、中野市より県都・長野市に近く駅を利用する人が多いのか、今だ健在でございます。店舗の裏側には無料駐車場があり、道路とも面しているので、気軽に運転して来店も出来そうです。

1階部分は、主にジャスコの食品売り場とテナント。2階はジャスコが主。駅の昇降口からすぐ入店でき、バス乗り場も目の前と便利過ぎる立地。外装は古いものの、店内は今風のジャスコ配色にリニューアルしており、食品売り場も充実しております。ぐるりと見渡せる程度の広さです。

この須坂駅から長野市寄りに、同型の村山駅前店がありましたが閉店。今は無残な空き店舗となっておりますが、 運命の分かれた結果です。しかし、中野市同様、将来的には郊外移転も考えているのでしょうか。

アップルランド小布施店(おぶせ) 〜栗林・くりりん〜


写真・長野県上高井郡小布施町小布施 アップルランド小布施店
須坂市と中野市の中間。小布施町には長野らしい「アップルランド」です。観光地の小布施町の裏側、住宅地を入ったシロートでは辿り着けない所。「アップルランド小布施店」と言うより、入り口頭上に「栗林」の文字が。「くりばやし」ではなく、「くりりん」。これは単なる愛称なのでしょうか一応"小布施ショッピングパーク"と、言う名前になっております。

店内はアップルランドらしい、大胆かつ挑戦的、挑発的な売り場です。ある意味、大雑把ではあるけれど、整理整頓は出来ていているのです。しかしながら、通路真ん中には特売品を積んだ台車がずらりと整列し、オープンケースの真ん前には、ケースが詰まれており、一見すると「ケースが邪魔して商品取れねーじゃねーか!!」と思うのですが、きちんとケースの間隔を空けており、足を一歩出してケースから買える感じに。一見すると乱雑な店の様だが、実は計画的に整列してあると言う怖い店。その上、衣料売り場はあの「サンバード」。長野を象徴するスーパーです。

アップルランド豊野店(とよの)


写真・長野県上水内郡豊野町豊野 アップルランド豊野店
さて、今度は豊野町へ。こちらもアップルランドです。この近辺、アップルロードとかアップルラインなどと言った「アップル」と冠する名称が多過ぎて紛らわしい上に、そこにまたアップルランドの看板。国道18号線から、市街地に少し入った地味な立地です。周辺は住宅地。

小布施店同様、ファッションやテナントがあり、使い勝手の良い店。生鮮は品揃え、鮮度共にまあまあで店舗の狭い割には、まあまあ絞った品揃えしているような気もします。しかし、どこにでもありそうなスーパー。乱雑に見えるんだけれども、実は整理してあって計画的な各売り場。

・・よく考えたらこのお店、あの恐るべし「八社会」であったのです。陳列商品カラーと、店舗カラーの不一致さがマニアにはたまらない。やはり、フップルランドらしく計画的に配置された台車群の通路でした。台車群を見て、満足そうに手直ししていた従業員。素敵過ぎます

マツヤ豊野店 〜アップルパーク〜


写真・長野県上水内郡豊野町浅野 アップルパーク マツヤ豊野店
アップルランド豊野店から程近い、国道18号線沿いのマツヤSCです。核となるのはマツヤの他に、綿半ホームエイド。その他テナントもあり。国道からですと、最新式の大型SCに見えるものの一昔前の物件。フロアも通路もかなり広く、当時の郊外型SCの象徴とも言える作りです。

ファーストフード店が撤退していました。近くに競合店も無いせいか、大規模な改装が行われていないため、そろそろリニューアルしたい時期。衣料品もあったりと、どちらかと言うと週末集客型と言えるのでしょうか。

マツヤの売り場も、マツヤらしく鮮度も品揃えも宜しいかと思います。ただ、週末型のせいかどうなのか、イマイチパッとしない鮮度観。まあ、POPなども考えて貼ってあり、売り方も考えられていて良いのかと。新潟から来たら、中野市内店舗と共に見ておいても損は無いと思います。それにしても、「スーパーバリューHC・綿半」・・名称が豪華過ぎます。
さて、当サイト・2002年秋の大感謝祭もこれで終わりかと思われます。(と言うか、もう終わりにします。)信州中野もさることながら、我が新潟県また全国各地、スーパーのオープン・リニューアルが目白押しでございます。スーパー側からすると、お客に良い面をアピールし、年末終戦に繋げられる絶好の時期でございます。各スーパー従業員も、これから忙しい時期になってくるはずですが、体調だけは気をつけてご自愛下さいます様、切に願っております。

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