店舗偵察レポート

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2002.11.19更新

とうとう冬がやって来た!! 〜teru氏の初冬・ぶらり山形一人旅〜 山形市・南陽市版
〜吹雪に身を任せ、人生を見つめ直す旅に行ってきました。(と言うか、結局スーパー巡り)〜

秋の特別企画も終了し、一安心しておりましたが、残すべく山形内陸へ行ってまいりました。峠では雪に降られる始末。(汗)さて、新潟から山形内陸部へは、道路環境が最悪な?国道113号線を、東へ向かうルートが一般的でございます。先回行った、庄内地方とは地域が違うので、まったくの別ルートとなってしまいました。もっとも、泊りがけで見てもいいのですが、泊りがけで見るほど?と言うか、わたしが見てきた以外にも、地場スーパー沢山あるのですが、庄内同様・結局はイオンの店で大半を占められている山形県。大雑把ではありますが書かせて頂きます。

新潟から国道113号線を抜けて、それなりの街に辿り着くのが、ここ南陽市。人口約3万人程度で「なんよう」と、響きも良いので、近代的と思いますが、実際は山に囲まれたひなびた赤湯温泉街と、郊外の農村地帯で構成される、田園都市でございます。なんともローカルな雰囲気の街ですが、わたしの様なマニアにはたまらない街です。旅館が立ち並びまさに温泉街です。

ヨークベニマル南陽店(なんよう)


写真・ 山形県南陽市三間通 ヨークベニマル南陽店
国道113号線沿い。と言っても、温泉街の入り口付近に立地し、カーブと市街地の物件。店舗前にはツルハドラッグがあります。テナントにはマクドナルドやATMもあったりします。平屋建て屋上駐車有り。

それにしても先回、会津地方で良い印象の無かったヨークベニマル。わたしのポイントが悪かったのか、ただ単に見た街が悪かったのか、それとも単に、このベニマル自体が悪いのか、と思いましたが違う気も。以下に書く店舗同様、この南陽店も会津地方よりは余程マシでありました。

青果・鮮魚・畜産・惣菜・と一般的に、どこにでもある食品スーパー。売り方や、ポイントの掴み方としては、面白い箇所もあるのですけれど、全体的に詰めが甘い感じ。なんとなく、雑然としているんですよね。でもまあ、売り場に季節感を出してみたり、販促使ってみたりと、売りたい気持ちは伝わってくるので、これはこれで良いのかと思います。

ジャスコ赤湯店(あかゆ)


写真・山形県南陽市長岡 ジャスコ赤湯店
赤湯温泉街郊外、のんびりした田園地帯と宅地に挟まれた立地です。それにしてもレトロ過ぎる。マニアにはたまらない、ゾクゾク来る物件です。

ファッション館と食品館が別棟になっています。しかし、三条店の様に、風に吹かれながら、安作りの通路を渡るのではなく、直接繋がってます。食品館を後で追加したのか、ファッション館を追加したのか、それとも最初からこの様なスタイルで開店したのかは、知識不足で分かりません。

食品館は別に特色も無い、ジャスコ食品売り場。しかし、全然改装されていないので、普通のスーパー風。ファッション館も広くなく、1階部分はフォーマルとおもちゃ売り場、ファーストフードなど(と言ってもラーメン屋か?)2階は装飾テナントと、ジャスコ衣料品売り場で占められています。テナントの抜けた箇所もあり、内外装も時代遅れと化した赤湯店。駐車場の白線もスプレー仕上げと、物件同様に荒廃した感じでした。

〜そして県都・山形市 ジャスコ・ダイエー・ヤマザワ・ヨークベニマル・カタカナ企業巡り〜


写真・山形県山形市香澄町1丁目 JR山形駅
さて山形市へ。しかし、写真を見ると夜になっています。(汗)紹介上、市中心部からお伝えしているので、夜画像が先となりますが、実際は南陽方面から、山形市郊外店舗を視察して、最後はダイエー・ヤマザワ成沢店で終了。と言うルートで回り、中心部で日が暮れた。そんな感じでございます。そして、自宅に着いたのは夜中でした。

山形市は人口約25万人で、古くから城下町として栄えてきました。山形駅は近代的で素晴らしく、市役所から旧県庁通りも見栄えはします。しかしながら、都市規模が大きくないので交通量も少なく、静かな市街地。週末とはいえ、通行人も少ない感じです。歩くスピードもゆったりと。

今回は以下の店舗しか見てきませんでしたが、スーパーで見てみると、激戦地域もあるのですが、食って食われる潰して潰されると言う、骨肉の争い・・の様な恐ろしい状況は、今のところは見えませんでした。しかしながら、新潟同様に数年後の変化は微妙な状況だそうです。

ダイエー山形店


写真・山形県山形市香澄町3丁目 ダイエー山形店
山形駅から歩いて数分、十字屋と並んでダイエー山形店があります。新潟のダイエーより、デパート風な作りですが中身は全くのダイエーです。

各フロアは物件の見た目より広くなく、見渡せる感じ。1階は婦人服、2階、3階と婦人、紳士、4階は日用雑貨と催事場となっております。5階からは売り場になっておらず、各方面に賃貸している様です。

地階食品売り場。エスカレーターが、食品売り場の真ん中に位置するのでポンと売り場の真ん中に、放り出された感じ。エスカレーターを中心に導線があるので、慣れていないと、どこからどう見ればいいのか迷います。しかしながら、梃入れしてあるのか乱雑ではあるが「多少はヤル気がある」地階なのかなと、思います。もっとも、並びに十字屋と言うデパートがあり、地階の食品が、狭くてローカル風ながらも専門店街の様になっており、お互いの客層も違うのかなと思います。上階の品揃えも各店違います。

ヤマザワ成沢店(なりさわ) 成沢SC


写真・山形県山形市蔵王成沢 ヤマザワ成沢店
さて、中心部から離れまして、市南部の郊外やって来ました。下で書きます、ヨークタウン・ヨークベニマル成沢店とは、国道13号線を挟んで目の前です。駐車場からハトマークが見えると言う立地です。

片側二車線の国道バイパスの交差点角に位置し、周辺は新しい住宅地が立ち並らぶ、これからの地域と言えるのでしょう。ヨークタウンより大きい。

成沢ショッピングセンターと言うだけあり、広い駐車場を囲むようにして、ヤマザワと100円ダイソー、アミューズメント、コインランドリー、和風レスト、プロミスやらBUNBUN堂と言う本屋が、各別棟で構成されています。

鶴岡で見たヤマザワSCと外装が似ておりますが、内装は違い普通。クリーニング店などの他、ドラックヤマザワもあります。(ドラックまであるのか)下でも書きますが、庄内地方の店舗よりは、普通のスーパーな感じです。

ヨークベニマル成沢店(なりさわ) ヨークタウン成沢


写真・ 山形県山形市蔵王西成沢 ヨークベニマル成沢店
本年3月にオープンしたと言う「ヨークタウン」 (そんなタウンがあったのか。)ヨークベニマルの他に、ツルハドラッグ、ユニクロ、寿司屋とで構成。こちらは、国道13号線西側となりますが、新しい住宅地が目立つ立地です。

・・それにしても、わたしショックです。写真見て頂けるとお分かりでしょう。原信の新店にソックリ。と言うか、原信を真似たのか、原信が真似たのか、デザイナー・設計者が同じなのか、それとも全国に似たような店舗が、わたしの知らない場所でゴロゴロしているのか。なんか目眩がしました。

店内の配色もライトの色の落とし方も、ほとんどベースは原信に似ている。フラワー・青果・鮮魚・畜産・寿司・惣菜・ベーカリー・マクドナルドと繋ぐところは原信新店と同じ。フードコートの場所も同じ。エントランスも。ただ、リカー売り場が区切られていた所だけは違いましたが。売り方など、得るものは多い様です。原信よりは面白いのか、と言う見方も。

ヤマザワ蔵王駅前店(ざおうえきまえ)


写真・山形県山形市松原 ヤマザワ蔵王駅前店
そんなクリソツ・ベニマルから、蔵王駅前。と言っても、駐車場も完備して普通のスーパーです。外見も普通でしたが、中身も普通でした。ただ、国道13号線から、ジャスコや西部の幹線に出るのに、この蔵王地区を横断しますので、もうひとつのヤマザワとして寄って見ました。

普通のスーパーで、自社の成沢店やヨークベニマルに押されてか、静か。写真奥が食品売り場となっていて、右側がテナント棟となっています。しかしながら、テナントがそっくり抜けたのか、ゲームコーナ化しています。クリーニング店がひっそりと、営業していると言った感じです。

このヤマザワ、山形市が本拠地と聞きますが、本拠地ってどのスーパーでも古い物件が残っているものでございます。新潟でも同じ事が言えます。歴史が古い分、疲れた店舗が多いと言うのも事実でございます。そのスーパーを知るためには、本拠地も合わせて見ておくのも納得かなと。

ヨークベニマル南館店(みなみだて)


写真・山形県山形市南館西 ヨークベニマル南舘店
成沢店でショックを受けた?ので、ここも同じだったら救急車出動でしたが、安心しました。本来、ベニマルの新店はこれに似たスタイルが多い様です。山形市南西部の郊外、幹線沿いに位置します。新興住宅地と集落の中間に位置します。周辺には郊外店や、ジャスコ山形南店もあります。

ヨークベニマルと向かい合う様に、駐車場を挟んでホーマックがあります。時計回りの導線です。しかしながら、寿司・惣菜売り場と青果売り場が同時に始まっています。側面に寿司惣菜。平台が青果となり、鮮魚・畜産とデイリー、冷食と言う流れ。地域性もあるのか、畜産売り場が強い気も。大雑把ではあるが、要点を掴んでいて、面白い売り場になっています。単に整列ではなくて、買いたくなるような演出も各所にあるのかなと。

ATMもあったり、テナントもあったりとチョッとした暮らしに便利なお店。しかし、ここのファーストフード「ベニーズ」って。デニーズじゃあるまいし。

ジャスコ山形南店 イオン山形南SC


写真・山形県山形市吉原 ジャスコ山形南店
こちらも山形市南西部、区画整理真っ只中と言うか、整備中の幹線沿い。店舗周辺には大型店が立ち並び、市南部の商業地と言った感じでしょう。

外見でも分かる様に、皆様がご存知の通り、最近の新店であります。わたしが最近見た、高岡や三川と言った部類で、駐車場も似ています。細長い建造物を東にジャスコフロア、西にトイザらス、それを繋ぐようにおしゃれなショップが並んでいます。しかし、じゅうたん張りではなかった。2階も同様に、東のジャスコフロアをショップで繋いでいる感じです。

しかしながら、高岡や三川の様な巨大建造物ではなく、適正規模かと。ハコの高級感はあるものの、内部はローカル色の強い雰囲気です。食品売り場も、上記店とは全く違い、一箇所に青果・惣菜・鮮魚・畜産・デイリーの生鮮部類をまとめ、日用雑貨や加工食品などは、別に展開。週末型ではあるものの、平日でも定着しつつある、買い易いお店かなと。

ジャスコ山形北店 イオン山形北SC (山形駅から送迎バス有り)


写真・山形県山形市馬見ヶ崎2丁目 ジャスコ山形北店
ジャスコ山形南店とは逆、今度は山形市北部の新興住宅地へ。住宅地と言っても、幹線沿いには郊外店や専門店のある地域です。

山形南店より少し先にオープンした物件で、某誌でよく拝見しましたけれど。どんなステキな物件かと思い、行ってみたら小千谷店の様な普通の店。イオンSCと言うより、ジャスコのショッピングセンターとでも言いましょうか。郊外型ではあるのでしょうが、南店より、広範囲な集客では無いような気もします。主要幹線沿いでもなく、どちらかと言うと地域密着と言うのでしょう。

1階は食品売り場と衣料品とブランドショップなども、2階は紳士服、暮らしの売り場と言った感じです。イオンSCスタイルではなく、あくまでジャスコ。山形南店では広過ぎる、と言う御方には最適かと思われます。食品売り場は、良くも悪くも普通のジャスコ。食品売り場に接し、銘店やファーストフード店街があり、「食」を楽しめる。しかし、店長の写真が渋過ぎ

ヤマザワ北町店(きたまち)


写真・山形県山形市桧町4丁目 ヤマザワ北町店
そんな渋い?ジャスコ山形北店から程近い、ヤマザワ北町店。どうなんでしょう、ジャスコが出来るまで、近辺では大きい部類のSCかなと。2階建てになっており、屋上は駐車場となっております。

2階はヤマザワ衣料と(衣料もあるのか)、100円ショップ・キャン・ドゥ。1階部分は、ヤマザワ食品売り場と、各テナントで構成されています。貴金属店や靴店、ファーストフードなどもあり、ショッピングセンターな感じ。しかしながら、一部テナントの閉店セールなどしており、2階のキャン・ドゥの様子から見ると、以前よりはテナントが抜けたのではないかと思われます。ジャスコからは、直線距離で1キロですから、影響もあるのでしょう。

食品売り場も広く、ヤマザワらしいある意味面白い売り方となっています。惣菜のテナントは、和風中心として、ヤマザワをフォローしています。それにしても、ヤマザワPOPってベニマルと非常によく似ております。
今回は山形市を掻い摘んで見てみましたが、あれやこれや乱立ではなく(ある意味乱立か)、非常に見易い感じでした。人口も多くは無いので、こんな感じなのかなと思いますが、地域としては個人的には面白くて興味があると思いました。ヤマザワを沢山見れたし、ヨークベニマルの新店も見れたし、ジャスコも見れたし店長の写真は渋いし、成沢店は目眩がしたし。日帰りではこざいましたが、個人的には満足して帰ってまいりました。(しかし帰宅が夜中だった)

みなさまも、雪が降る前に出かけてみるのも良いかと。日帰りで遅くなっても、中条のマックスバリュは24時間営業してますので、困る事?はございません。しかし、これから年末だと言うこんなクソ忙しい時に、山形なんて行ってられるか!!と言われそう。

さて、雪が降る前の大遠征シリーズも無事終了。と言いつつ、鉄道でのスーパー巡りなども機会があればやりたいなと。「これでもう終わりです。」なんて、そんな事あり得ない当サイトでございます。(ホントに)

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