店舗偵察レポート

サイトマップトップ > 店舗偵察レポート > 原信紫竹山店 4月21日オープン

大変お待たせ致しました。原信紫竹山店 4月21日ビッグにオープン
パワーズフジミ・ウオロク商戦に挑む ついに新潟市内5店舗目


写真・新潟市紫竹山1丁目 原信紫竹山店
さて、なかなかオープンの兆しが見えず、住民からも「開くのか?」とウワサされていた原信紫竹山店が、21日にオープン。新潟市内では、河渡・新通店に続き24時間営業となります。市中心部では初の24時間営業。

周辺は既に、パワーズフジミとウオロク鐙店が激戦を繰り広げており、さらに原信が出店。近隣のウオロク神通寺店では、長期閉店し大幅リニューアルも予定。ドン・キホーテ開店を前に更に厳しい地域となりそうです。

行って来ました。さて住民が待ちに待った?らしい原信紫竹山店。コジマ電気との紫竹山SC、コジマは既にオープンしており深夜12時までの営業と、家電大型店らしからぬ動きを見せておりますが、この度は原信も新潟市内3店舗目の24時間営業。(河渡・新通店が24時間)細かく言うとこの写真、オープン前撮影なんですね。既に原信を知り尽くしている方はご存知でしょうが、「Harashin」のロゴを挟むように、ゴシック文字イタリックで「24時間営業」と二箇所に表記。この紫竹山店に至っては、二箇所のエントランス上部にも、イエロー地に同じく「24時間営業」と夜間に一層目立つ色合いで、アピールされております。

正直、最近の原信新店は良い店ながらも、マニアのわたしにとってはおおよそ売り場の見当がついていたので、テキトーに流して--終了--と思いましたが、若干違っておりました。店内の基本的な雰囲気と言いますか、レイアウトや什器は同じですがレイアウトが違う。

時計回り。最近ではすっかりお馴染みとなった「はらしんカフェ」奥がトイレ。エントランス側には、自前のフラワーコーナー。青果売り場が始まりつつも、側面側に自前のベーカリーショップ。こちらも最近ではお馴染みになり、新店舗での展開が多くなるにつれ、徐々にスタイルが決まってきた感じがあります。

通常の新店なら、導線最後にカフェとベーカリーがくることが多かったのですが、今回は青果と平行、そしてベーカリー隣には寿司コーナー、弁当コーナー、そして青果売り場と一体するがごとく、ケースでサラダコーナーも設置。鮮魚の平ケースまで、サラダ関連の島什器。また原信では珍しく、ベイシアでは見ることのできる、揚げ物のばら売り島コーナー。

通常だと側面ケースでなんとなく売られ、見栄えのしない揚げ物ばら売りも、ちまきや笹団子のざる販売と合わせて、見栄えのする雰囲気となっています。後になりましたが、青果売り場は市内や五泉市の地物野菜、自社契約の島原野菜など濃いコーナーも展開。

鮮魚から畜産までは特に大きな変化は無く、畜産を終わるといつもは寿司コーナーのある部分が、加工肉となり玉子、あとかなり広めのスペースで冷凍食品。側面に冷凍ケース、平ケースも合わせて展開しています。導線最後、向かい側にはリカーコーナー。ワインを目立つ場所に陳列するところは、最近のリカーコーナーっぽい感じです。リカーコーナーからエントランス、サービスカウンター付近はだだっぴろく、スペースが勿体無い感じもしますが、でもまあこれが開放感を演出しており、宜しいのかなと思います。

食品部分もいつものように、均一や用途別にカテゴリを分けている部分もあり、なれない客でも非常に買いやすく、目印を目立たせておりました。レジは基本的には10台のようです。
また、袋詰めレジや通常レジを案内するPOPも付けられており、どーしても自分で詰めなきゃ気がすまない方にとっては、非常に解りやすく敏速に会計を済ませられるのかと。
エントランス近くにベーカリーや惣菜等、冷凍食品・リカー等を集め、オフィスに勤める帰宅途中の方や、決まった買い物しかしない若者に合わせた、市街地型店舗となっています。
あと一つ気になったのが、店舗外の歩道。暗過ぎるので、市に街灯設置など頼むとか。
…道沿いの住民から明る過ぎるから止めてくれっ、て言われれば別ですが。

簡単ではありますが、ざっと書かせて頂きました。原信では既に、24時間営業を実施しておりますが、今回夜間・昼間人口がいずれも高い地域への出店。言ってみれば本来、夜間ニーズが強い新潟市南部。しかし、この地域を中心に展開しているスーパー企業は、いずれも深夜営業には否定的。最長でウオロク女池店が深夜3時となっておりますが、女池より中心部に位置する紫竹山店が24時間営業となることで、若者や近くのオフィスに勤める方からは喜ばれることとなり、深夜にはかなり広範囲からの集客も見込めるでしょう。

来月以降、駅南口に同じく24時間営業で、食品を取り扱うドン・キホーテもオープン。紫竹山店の目と鼻の先、ウオロク神通寺店も長期に閉鎖して大改装を行うそうです。ウオロク本部前、同社鐙店とパワーズフジミオリジン笹口店も切磋琢磨しており、今後益々大変な状況となるようです。

…正直、わたしは今でも24時間営業については、否定はしないものの肯定もしない。
しかし、ニーズの多い地域で深夜に集客ある店舗を偵察していると「ああ、これも時代なんだな…」と、一辺倒に否定する今ではないのかなと、そう思います。今回の24時間も否定はしませんけど、あの美しい売り場を崩すことなく、どれだけ維持できるのか期待しています。早い時間に閉めて、特価と鮮度を維持するフジミや、鮮度重視の鮮魚を売りとするウオロクが展開する地域でもあり、お客の鮮度に対する目も非常に厳しい地域ですから。

どことは言いませんが、閉店時刻が早くても鮮度の悪い某チェーン店や、どことは言いませんが24時間営業していて鮮度も売り場も最悪で売れ筋の品切れ、死に筋の山積みと、悪循環ダラダラ垂れ流しの某大手大型スーパーもあります。幸い今のところ原信においては、あそこまでゴミ捨て場と化した、兵どもが夢の後的売り場にはなっておりません。しかしかと言って、放置されていない部分も全く無いわけではないので、各店でひとつひとつ拾い出し、確実に直していく。細かい修正を期待しています。

「24時間やってても、接客も鮮度も最悪だね」 「やっぱりフジミやウオロクの方が良いね」
新潟市では知名度の低い原信。せっかくの好立地でオープンしたのですから、そんなことを客に言わせない、クオリティの高い楽しい売り場を作って欲しいと、期待しています。

広告