店舗偵察レポート

サイトマップトップ > 店舗偵察レポート > PLANT5横越店 11月21日オープン

本年最後の襲来 国道49号線沿いにその姿現る
PLANT5横越店 とうとう11月21日オープン


写真・新潟市横越中央8丁目 PLANT5横越店
国道49号線・横越上町交差点角に建設中だった、PLANT5横越店がとうとう11月21日にオープン。新潟市内ではウオロクに次いで、大型スーパーセンターの登場となります。この店舗の今後によって、県内においてのスーパーセンター進出が大きく左右されることになります。
さて行ってきました。PLANT5横越店。
新潟市中心部から車で約20分。横越地区の水田地帯に現れたPLANT5横越店。周囲は宅地開発が進みつつ、まだまだ水田地帯が広がる地域。この横越上町交差点の先は阿賀野川が横たわっております。やはり今回もカントリーな地域に出店とあいなりました。
去年の刈羽店オープン以来、基本的に大きな外装の変化はありませんが、ホームセンターとフードセンターの中央部分に、上の写真のようなモノが作られました。別にここから店内に入れるわけではありませんが、以前のPLANTとは違った雰囲気が楽しめるようです。駐車場は特に変わったものはなく、カート置き場があったりと通常の駐車場とお見受けしました。
さて店内ですが、いつものようにあまりに広過ぎて感想を書ききれませんので、大まかに書きます。基本的には昨年オープンした刈羽店のレイアウトとほぼ同じようです。ただ若干、全体的に通路が広いような感じもします。PLANTのおかげで、最初は聖籠の4,000坪でさえ目新しく、野球すら出来るのではないかと胸を躍らせたものですが、もはや見附、刈羽、横越と見てしまうと、5,000坪もそうそう広い売り場ではないような錯覚に陥ります。単に通路が広くなったのか、わたしの目が衰えたのかは皆様でご判断してください。

フードセンターですが、残念ながら、青果天井にはモンキーの綱渡りがありませんでした。かなりショックです…。(笑) そしてテレビもありませんでした。マニアとしてはショックです。(笑)まあ一般の客に、そんな商品以外のものは必要もないので、ある意味すっきりしたのかと思いましたが、天井や側面部分に関してはPLANTらしい装飾が施されておりました。鮮魚売り場から畜産コーナーの側面は「お肉屋さん」「お惣菜屋さん」でしたか、街の商店街の看板のように取り付けてあって、ここはラーメン博物館かと思ったのは、多分わたしだけでしょう。

青果から鮮魚に至るまで、業界では水物と日配と呼ばれるのでしょうか、その部分はケースが凹凸になってPLANTらしくなっていました。ただ、導線を長くして単に客をムダに歩かせると言うことで、他店でよほど不評だったのか、横越店は抜け道が用意されていました。ケースの横をひと一人通り抜けられる広さが確保されていました。それにしても青果部分が広いです。あまりに広過ぎて鮮度感がない…。単なる青果市場の倉庫かと見間違うほどでしたが、最近の消費者アンケートでは、必ずしも重要視するトップが鮮度ではなく、家からの距離と品揃えの多さ言うことらしいですので、商品並んでればそれでいいのかと言う気もします。カットフルーツ特設コーナーも小さいながらありました。

鮮魚はいつもの対面と平ケース。鮮魚から畜産にかけての通路中央は、ホットデリカとなっており、和風惣菜から洋風惣菜、煮物からお弁当からお惣菜から。温かいものは、その場でパックしてお持ち帰りも出来るようです。最近どこのお店でも品揃えが増えてきているパックサラダもありました。アウトパックのようですが、一通りの価格帯と量目で陳列されてます。

畜産はガラスケースと言うものでしょうか、スライスされたお肉が陳列されており、量り売りされるようです。それプラス、通常の冷蔵ケースもあったりします。中央の冷凍ケースは主に冷凍のコロッケや鶏肉と言ったものが見受けられました。

その先は、パンコーナー。食パン・菓子パンだけではなく、コーヒー豆やそれに関する製品も売っているいい香りがするコーナーが確立されています。生鮮通路反対側は、主にお菓子オンリー。その裏ホームセンター側は、いつもの通り冷凍食品コーナーと、ペットボトルコーナー、お酒コーナーとなります。青果側の角は季節と言うことで、クリスマスグッズも。

ホームセンター側は一通り揃っている感じです。これまた40台のレジなんでしょうか。レジ側に衣料品コーナーが配置され、フードセンター側には生活雑貨や日用雑貨などもありました。ホームセンター側にはいつもの地元サロン、レジで確認できる監視カメラ付のキッズルーム。化粧品・ドラックストア、プレイランドと続き、ファーストフードとPLANTのピザ屋とベーカリーとなります。書籍はホームセンターとフードセンターのレジ合間に置かれ、あまり存在感はなく、単なる品揃え程度かと思われます。それと各売り場にEAS(万引き防止・商品監視システム)とやら、怪しげなものが設置されていました。あと、異様に島陳列と言うものが多く見られた感じがします。
…さて、簡単ではありますがまとめてみました。過去の3店からの集積での今回の横越店、少しずつではありますが新潟らしいお店になってきたのでしょうか。過去の店舗において、あまりに迷路のようで迷ったお客が多発したのか、「近道」と言うボードを多く見かけました。抜け道も多く作られ、逆にどこが抜け道でどこが近道でどこがメインなのか一層迷う感じではありますが、いずれの通りからも大通りがほぼ見えるようになっているので、たぶん一生出てこれないことはなさそうです。

あと、どうしても存在価値を見出したいのか、やはりあの有名な10円豆腐を展開しており、幸い今回も見ることが出来ました。PLANTカードも登場したようで、各エントランスにはスタッフが待ち構えてチラシを配布しております。商品表示で「新潟県横越中央」とか、半年以上も前に消えた自治体名「津川町方面」など、これ以外にも新潟のスーパーマニアにはたまらない謎表記がたくさん隠されています。でもまあ、そんな重箱の隅をつつくことをしても意味がないので、このPLANT5横越店がどこまで集客できるかを議論されてはいかがでしょう。

スーツ姿でポケットに手を入れ、あごで従業員を指図し、がに股で闊歩する殿方…。
通路の真ん中で堂々と段ボール箱をおっぴろげて、ケータイ片手にしゃべり倒す問屋…。
「私は業界人ですよ。今日は平日なんで、みんなで調査に来てますよ。」と言わんばかりに、よそ様の売り場で、客のことなんか構わず、堂々と「この陳列、価格帯について語り合い、その場で否定する会議」が通路の真ん中で行われていたり…。

まあそんな光景、いつものことですが…。今後のご検討をお祈り致しております。

広告