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柏崎市・国道8号線周辺 恐るべし店舗巡り
ナルス 原信 イトーヨーカドー丸大など

ナルス柏崎店の隣に「コメリ書房」が、6月21日オープンと言う情報を知り、スーパーマーケットの情報を発信していながら、新潟県に住む者としては取りあえず見てみたいので行ってみました。結局のところ書店は書店で、私には評価する文章は書けませんので、本業?であるスーパーめぐりをしてきました。まとめて巡ったのは久々でした。

下記以外にもスーパーマーケットはまだありますが、今回は個人的に見たかった店だけを巡り、売り場の細かい指摘は割愛しまして、簡単にまとめました。市内には他にも、チャレンジャー業務用スーパー、下記以外でも原信、マルイの店舗はあります。

写真・柏崎市柳橋町 ナルス柏崎店
JR柏崎駅裏(南口とも言う)。南口でありながら国道8号線に接している立地。駐車場を中心に、ジョーシンや飲食店、ナルスが営業しています。このナルスの建物は、以前からそれぞれ半分をナルス、書店となっていていましたが、どうやら年内にファミリーブックが閉店したようです。その跡を全面リニューアルして、コメリ初となる「コメリ書房」となりました。

確かに言われてみると、本の品揃えは別にして、単に雰囲気として見るのであれば、最近の宮脇書店やジュンク堂などに似ているのかなと思います。広い通路でゆったりした作りなどは、それらの流れかなと思いつつ。…ただ、ナルスは変わらずノスタルジックな雰囲気でした。大規模なリニューアルが行われていない数少ない?店舗なのかと思います。かなり以前にリニューアルしてもよかった気もしますが、後になってしまう理由が何かしらあったのかと。

写真・柏崎市駅前2丁目 イトーヨーカドー丸大柏崎店
こちらは柏崎駅前通りにある、イトーヨーカドー丸大柏崎店です。地階が食品フロア、地上6階建てです。1階から4階は衣料品や雑貨などで、5階はブックス平沢にキャンドゥとゲームコーナー。最上階6階は飲食店街と言いつつも、ここ数年は高山ラーメンの店のみ。他のフロアは貸し出しカルチャー教室となっています。地階はそれなりに集客がある気もします。

写真・柏崎市東長浜町 ラパーク柏崎
ラパーク柏崎。複合施設としては市内で一番大きいのではないでしょうか。ただ、柏崎市も市域がある程度広く、各地区に食品スーパーや衣料品の専門店も多いことから、必ずしもこの店舗が地域重要店ではないようです。またバイパス整備が遅れていて、時間によっては国道8号線の渋滞が発生するので、郊外から来店するには少し大変な気もします。2階建てで一昔前のショッピングセンター。出店時期がかつての県内他店より後だったこともあるようで、食品売り場に関しては、県内で唯一長崎屋の直営となっています。

写真・柏崎市横山 マルイ横山店
市街地南部の宅地化が進む丘陵に面したマルイ横山店。この店舗より南側は、山と田んぼとなっており、駐車場から見える北陸自動車道の先には、新潟工科大学があります。柏崎市の郊外では丘陵の自然と共存して、幾つか大学があり戸建以外にもアパートも目に付く地域です。マルイとしてはモデル店的であり、この店舗と隣接して同じ作りの店舗でダイソーが営業しています。東側には砂利の敷かれた駐車場があります。その位置にマルイメディカルタウンを予定しているようですが、その看板も色あせており、マルイプロデュースのショッピングゾーンが一つの形になるのは、もうしばらく先のようです。

写真・柏崎市半田2丁目 ナルス半田店
立地条件としては、上記のマルイ横山店に近いナルス半田店。国道8号線バイパスを挟んで、チャレンジャー業務スーパーが営業しており、競合関係でしょうか。店内はいたってナルス。しかし、原信ナルスのPBに、原信ナルスのレジ袋と共通部分も多くなると、この半田店に限らず、もはや原信と言う気もしますが…。テナントを含んだ、ナルス単体のお店です。

写真・柏崎市柳田町 原信柏崎東店
国道8号を東へ。市街地東側に位置するコメリパワーを核とした「柏崎ショッピングセンターパルス」。敷地内でクスリのコダマと並んで営業する原信柏崎東店。「パルス」と聞くと、北長岡などの一体型のショッピングセンターもあるのですが、こちらは敷地内に独立店舗。近年は同じ国道8号沿いに、ユニクロやサンキなどを核としたショッピングゾーンもオープンし、その立地の近さから以前よりは交通量が増えたようです。ただ、店内はいたって原信です。

写真・柏崎市東原町 良食生活館柏崎店
さらに国道8号線を東へ。市街地を抜けた集落と田んぼに隣接する立地に、良食生活館柏崎店はあります。 交通量は多く、道を挟んで隣にはレジャー施設があります。店内は良食生活館らしく、生鮮品は量目の多いパックやケース売り、生活雑貨を数多くそろえています。市街客や郊外客のまとめ買いしやすいお店ですが、下記のPLANT5刈羽店の進出によって、商圏であった刈羽村周辺がそっくり抜け、以前より混雑した雰囲気は無いようです。

写真・刈羽郡刈羽村刈羽 PLANT5刈羽店
さらに国道8号線を東へ約2キロ。柏崎市から刈羽村へ抜けると、PLANT5刈羽店があります。もっとも、刈羽村自体が一部地域を除いて事実上、柏崎市に取り囲まれている自治体なので、違う意味での市内かと。店舗裏約1キロ先が柏崎刈羽原子力発電所となっており、関連する事業所なども多く立地する刈羽村。客層は一般の主婦層以外に、作業着を着た男性や外国人の方も見受けられます。そう考えると、地域は違いますが、周辺に事業所や工場が多い聖籠店に環境は似ているのかもしれません。

ただ、駐車場の1/3程度が閉鎖されており、閉店時刻も4月から1時間繰り上げて21時閉店。一部の売り場ではゴンドラや棚が丸ごと空けてあるなど、売り場が圧縮されつつあるようで、当初の予定とは違った部分も多いのかと察します。


ひとまず、ざっくりと見てきました。PLANTがオープンの際は、柏崎市街地の商店などは問題視したようですが、今となってはPLANTの存在よりは、市街地に近いバイパスや国道沿いに次々とできる専門店や大型店の存在の方が脅威のようです。言葉は古いですが、PLANTは柏崎市街の商戦に対して、「蚊帳の外」に近いものがあるのかもしれません。

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