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赤道(あかみち)ショッピングセンター 11月22日オープン
原信錦町店 11月23日オープン


写真・新潟市東区錦町 原信錦町店
■参考記事 赤道ショッピングセンター 11月オープン
新潟市東区錦町の新潟東総合住宅展示場跡地とJFEゴルフガーデン跡地、およびJFE精密の社宅と体育館跡地に建設が進んでいた、赤道(あかみち)ショッピングセンターですが、11月22日オープン。原信錦町店が23日にオープンとなりました。原信ほかヤマダ電機、しまむらやクスリのコダマ、ライトオンを含めた約10店で構成されています。

写真・新潟市東区錦町 原信錦町店
行ってきました。
通常は夕方の状況を見ることをかねて偵察に行きますが、さすが冬の新潟。日没時間の速さと天候の悪さのせいか、写真はすっかり夜ですね。この距離でも店内がうっすら見えるので、いっそのこともっと近くから、店外からの店内撮影を試みればよかった?(しませんが)
オープン前の写真と記事は11/3偵察記からご覧下さい。

【16日オープン】ヤマダ電機(新潟錦店)
【17日オープン】板倉庄三のサロン(赤道店)
【19日オープン】カットファクトリー(新潟赤道店)
【22日オープン】しまむら(錦町店)、シャンブル(錦町店)
【23日オープン】原信(錦町店)、クスリのコダマ(錦町店)、西松屋(新潟錦町店)、ライトオン(新潟赤道店)、三宝亭(赤道錦町店)、大阪屋(錦町店)


写真・新潟市東区錦町 赤道ショッピングセンター
22日オープンと書きましたが、実際はヤマダ電機のオープンを16日をもってオープンのようです。ヤマダ電機はオープン当日と今回見てきましたが、家電売り場のほかに本屋あり貴金属あり日用雑貨ありでした。関屋や亀田の店を見慣れているせいか、全体的に開放感があり勝手が違う印象でした。食品や日用雑貨を売っている最近のドラックストアのような進化?を遂げたようですが…。客の反応はいかに?


写真・新潟市東区錦町 赤道ショッピングセンター
ヤマダ電機を除くと10店舗となります。下の写真で一番下に空白がありますが、もう一店舗分の用地が空いており、今後出店予定があるようです。しかし、それぞれ店名がバラバラですね。(笑)

全体的な店舗構成を見ると、ヤマダ電機を除いてはファミリー層を中心とした主に女性に受けそうな感じです。東区には比較的多い数の郊外型大型店が営業していますが、工業地帯と住宅地が密集しており、幹線に沿った単独店舗が多い状況です。一箇所にまとまったショッピングセンターとしては、ジャスコシティ新潟東、原信マーケットシティ河渡、そしてフレスポ赤道と、この赤道ショッピングセンター。ジャスコシティはジャスコ店舗内でのテナント構成なので一概には比較できませんが、いずれもこの赤道沿いに集中しています。

写真・新潟市東区錦町 ヤマダ電機新潟錦町本店
原信は時計回りの導線。ハラシンカフェを備えたベーカリーに始まり、お弁当や惣菜と青果売り場が平行して始まる最近のスタイル。鮮魚、畜産、乳製品、冷凍食品と続きます。リカーコーナーもあり、ここ数年の新店をほぼ同じ雰囲気です。惣菜とサラダ商材を組み合わせるには、もはや定番となった売り場でしょうか。競合であり(自称・良いものを)安売り特価を売りにするチャレンジャーとは一線を画して、あくまでスーパー本来の姿を信じて売り場を作っているようです。チャレンジャーほどではありませんが、同じ競合のパワーズフジミも価格で打ち出すところと比較すると、「品揃えの原信」「目玉品のチャレンジャー」なのでしょうか。

写真・新潟市東区上王瀬町 チャレンジャー赤道店
赤道ショッピングセンターの商圏としては、東区周辺と「みなとトンネル」を経由した、中央区入船地区周辺を見込んでいるようです。今回オープンした赤道ショッピングセンターと、ヤマダ電機の南側でほぼ隣接するフレスポ赤道。この近距離で、店舗構成もバッティングしているようにも見えますが、よくよく見るとある程度は客層が違うのかもしれません。

最近では折込チラシを減らし、コストを削減を価格に反映する宣言をしていますが、その一方で派手なテレビコマーシャルを比較的多い回数で放送するチャレンジャー。この赤道店に限っては、業務用の品揃えと高品質感を出した惣菜売り場との融合を目指していたようですが、今となってはこだわり惣菜売り場も、普通の惣菜が占める割合が多くなり、競合対策もあるせいか、全体的に安売り特価色が強くなっているような気がします。

特価品の品揃えに重点を置いたチャレンジャーと、あくまで食品スーパーの基本で進む原信をそれぞれ核とした場合、自ずと客層も分かれるのかも。どこまでバーゲンハンターの相手をするかの度合いにもよりますが、長期的に見た場合、この店舗の行く末が自ずと見えてくるのかもしれません。ただ、特価品を中心に展開してきたスーパーが多い地域なので、逆に原信のオープニング価格が終了した後、客動向の変化も気になるところです。

中越地区では庶民的な原信ですが、後続出店と言うこともあり、中越地区とは違う都市型の品揃えで差別化を図ってきたためか、新潟市内では「原信で売ってるのは良い物だと分かるが、値段が高い」と言う印象を持たれることもあるようです。来年出店予定である中央区の店舗も、都市型マンション群と隣接しており、新潟市内においては今後、「高品質寄り」を意識した売り場作りをしていくのかと。中央区付近では定評があるのか無いのかは分かりませんが、赤道周辺ではどの程度受け入れられるかも、今後に影響するかと感じます。

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