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ウオマサ次第浜店 9月17日オープン
ウオロク 田園地域への出店を視野に


写真・北蒲原郡聖籠町次第浜 ウオマサ次第浜店
■参考 ウオロク 新手の業態確立か
聖籠町にウオロクが発注者となって建設が進んでいた、新業態の一号店である、ウオマサ次第浜(しがだいはま)店が9月17日オープン。 ウオマサはウオロクが新たに計画していた小型スーパー業態です。レジ袋有料化やチラシ発行を行わず、店内加工は総菜の一部にとどめるなど、出店コストと営業コストを大幅に控え、人口の少ない田園地域への出店を可能にできるようです。

通常ウオロクでは、450坪程度を標準規模として出店していますが、ウオマサは150坪。15年ほど前の県内出店資料などを見ると、各企業で郊外エリアに同規模の出店を進めていたようです。当時は多くがインストア加工でしたが、各地で競合の出店が進むにつれ、徐々に店舗面積が拡大し、出店エリアも人口集積地へと変化していったようです。

行ってきました。
経営がウオロクということもあり、ウオロク店舗の縮小版といった感じでしょうか。店内は反時計回りで青果、鮮魚、畜産、惣菜、冷凍食品など。坪数が坪数ですので、各部門で最低限の品揃えとなっており、フラワーショップやベーカリー、クリーニングの併設はなし。

生鮮に関しては、お刺身の一部と総菜の揚げ物などを除いては、ほぼ加工センターとメーカー加工の品揃えとなっていました。そのほか生活雑貨と一般食料品など、こちらも最低限の品揃えとなっています。ささやかながら催事コーナーもあり、リンク銀行ATMもありました。POPや店員のユニフォームなど、ウオロクのものをベースにしているようです。

壁にはレジ袋やチラシなどの経費を削減して、価格に還元する説明書きのプレートが掲示されておりました。ただ、たまたま立ち寄ったお客や、近所の人でもレジ袋が有料だと知らないお客もいるようで、買い物をしたものの、素手で数点の商品を抱えて帰っていくお客も見受けられました。また、たまたま来店した時間がそうだったのでしょうが、店内の客数より業界人らしい人の方が多く、業界人と店員との微妙な距離感と雰囲気が印象的でした。

150坪、生鮮アウトパック店舗がもっている、整然としたかつ静寂なあの雰囲気をもっており、ウオロクの標準的な店舗と比較すると、もちろん鮮度感や割安感や売場の活気などは、比ではありませんが、あくまで実験店舗としてみるのであれば、いろいろと策はありそうです。あとは店舗コストを低く維持しつつ、魅力と活気も維持した上で、どうやったら効率よく採算ラインにのせられるのかが、ある意味実験となるのでしょうか。(勝手にそう考えているだけですが)隣接地には未開発用地もありましたので、こちらも気になるところです。

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