店舗偵察レポート

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ウオロクコモ店 10月16日リニューアルオープン
フロア全体をウオロク売り場へ大幅拡張


写真・新発田市舟入町3丁目 ウオロクコモ店
新発田市のコモタウンで営業しているウオロクコモ店ですが、約1か月のリニューアル工事を経て、10月16日にオープン。コモタウンは主にウオロク棟とPIO21棟とホームセンタームサシ棟に分かれていますが、今回のリニューアルはウオロク棟。リニューアル前はウオロクのほか、雑貨・衣料品店などのテナント、またゲームコーナーなどが営業していましたが、フロア全体をウオロク食品売り場へ大幅拡張。テナントも大幅に仕切り直し、内装も一新させたようです。
行ってきました。
たびたびリニューアルは行われていたものの、今回は約1か月休業しての大規模なリニューアルで店内は大きく変化していました。外観はほぼ以前と同じでしたが、色あせていた外壁は塗りなおされ、ウオロクのロゴがローマ字表記からカタカナに付け替えられていました。

先に書きましたが、コモタウンのウオロク棟はウオロクを核に、各種のテナントが営業していました。棟の半分程度がウオロク食品売り場でしたが、今回のリニューアルでそのほぼすべてがウオロクの売り場となりました。内装は近年のウオロクスタイルで、青果・鮮魚・畜産・惣菜の順になっています。導線は以前と同じですが、それぞれの部門が若干拡張されているので、惣菜売り場が少しずつ押される形で、フロア奥に移動していました。
フロアが広くなった分、全体的に既存の各売り場の品ぞろえを増やし、レイアウトを大幅に見直したようですが、単に間延びさせたのではないようで、どちらかと言えば、かつてのテナントや空きフロアだった位置に、ホームセンターに近い売り場を取り付けた雰囲気でした。ドラックコーナーやブックコーナーの新設、化粧品やベビー用品、ペット商品やインテリア商品、直営の婦人衣料を中心に、生活に身近なものを追加した感じでした。

直営の婦人衣料フロアに通路を挟む形で、衣料品テナントが配置されていました。以前から直営で衣料品は取り扱っていたものの、同じコモタウン内に同じく直営の「ファッションユー」があり、こちらも婦人服が中心となっています。もともとは「ファッションユー」での販売が主だったと思いますが、ウオロク棟の空きフロアでも、いつの間にか衣料品売り場が充実していったように記憶しています。

ファーストフードのピーコックは、ウオロク直営のベーカリー側へと移動し、フードコートを挟んで共有する形となりました。以前はピーコック専用のフードコートという印象で、ベーカリーとは位置も離れていたので、別物と言った感じでしたが全体的にまとめられていました。

写真・新発田市舟入町3丁目 ウオロクコモ店(2007年10月・改装中)
店にはストーリーがあるもので、新発田コモタウンも出店以降、近郊にスーパーセンターやイオンなどの競合出店が相次ぎました。その対抗策として、カリスマ?(名物)店長による売り場活性化も長年進められてきましたが、店長の移動をもってこの夏に終了。今年に入って、商圏内にコメリパワーがオープンするなど、終わりのない商戦が続いているようです。(そもそも商戦に終わりはないのですが…)

コモタウンは出店当初から、各棟のフロアが全体的に埋まり切らないまま、イオンや専門店の競合出店などの影響を受けました。さらに空いたフロアを結果として、ウオロクとヤマシタ(山下家具店)が埋めた形になったようです。当初はPIO21も含め、地元商店で構成するショッピングセンターを目指していましたが、現在はフロア一部での展開となっているようです。

ある意味、スーパーセンターに近くなったコモ店。カリスマ(名物)店長が不在となり、空虚感だけが残ってしまった売り場は、リニューアルとともに新たな一歩を踏み出したようです。とても広いホームセンターやショッピングモールと比較すると、買いまわりやすいようです。

…ついでに小一時間、マグロの解体実演販売を見ていたら、帰りはすっかり夜でした。

写真・新発田市舟入町3丁目 ウオロクコモ店(2007年11月)

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