店舗偵察レポート

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村上市 エノモト朝日店 11月28日オープン
国道7号線沿い ウオロク村上東店近く


写真・村上市小川 エノモト朝日店
村上市を拠点とする食品スーパーのエノモトですが、村上市郊外の国道7号線沿いに朝日店をオープン。既存店舗の大半が年数の経過した店舗となるエノモトですが、今回は新築店舗での出店となり、今後の新しいスタイルとなりそうです。地域の競合としては、同じ国道7号線沿い約1.5キロ南に、ウオロク村上東店があります。

行ってきました。
村上市街東側、国道7号線沿いのジャスコや村上プラザ付近のロードサイド地域を抜けて北へ。ほどなく、ウオロク最北店舗である村上東店があります。今までは村上市北部の山間部や田園地域から一番近い店舗として位置づけられていました。今回、その手前にエノモト朝日店がオープンすることになり、ウオロクの商圏内にすっぽり入りこむ形になるようです。また、各地区へ伸びる幹線が集まる交差点角ということも、立地としては魅力があるのかもしれません。どちらの店舗も、自社の既存店がある村上市街を含む南側の商圏は狭く、山形県境まで続く北側の商圏が限りなく広いようです。ただ、山形県境まで30キロ以上あり、県境近くにはエノモト山北店がありますので、ある程度は商圏は分かれるようです。
店舗外装は海も近いこともあって?か(勝手にそう思っているだけ)落ち着いたブルー基調。国道側看板に記されたロゴマークは、従来のカタカナ表記のみ使用。店舗側は今までとは違うローマ字表記のロゴになっていました。店内は反時計回りで青果・鮮魚・畜産・惣菜・弁当の導線。青果エントランス側には「あさひ市場」とくくられたコーナーがあり、地物野菜が陳列されていました。鮮魚も地元各漁港で水揚げされたものを平ケースでコーナー化。畜産は一般的な品揃え。お総菜は和食中心となっており、お弁当やお寿司の品揃えもあるものの、比率はあまり多くはないようです。売り場角に、在庫置き場となっている個所がありますが、今後売り場になるのかもしれません。
生鮮以外は主に一般食品。生活雑貨は価格均一されています。客層は中高年層が多いようで、地域の高齢化を把握した売り場を意図的に作っているのかもしれません。あと、地元で生産・製造しているものが目立っているようです。都市部の店舗と比較すると、今のところはかなりさっぱりした素朴な品揃えと陳列になっています。店舗一角には未入店のテナントスペースなども。競合のウオロク同様にベーカリコーナーや銘店などはありませんでした。

写真・村上市山辺里 ウオロク村上東店
ウオロクは店舗面積に無理はないと思うので、地道に売り場を作っていけばと思いますが、場合によっては、エノモトと共に厳しい状況になる場合もあるのかもしれません。

写真・村上市肴町 エノモト村上店
市街地に位置するエノモト村上店は、一般的なスーパーです。近年まで約1キロ南にはジャスコ村上店がありましたが、リプレイスの際に土壌汚染が判明して建設を断念。現在のところ、市街地北部で要となる店舗のようですが、来年には約1キロ西に原信が出店する計画があります。また、想定する商圏には、村上店のほか岩船店も含まれていますので、今回、エノモトが思い切って郊外へ出店したのは、その影響も考えているのかもしれません。

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