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ウオロク葛塚店 2月20日オープン
葛塚ショッピングセンター 豊栄サティ跡地

豊栄サティ跡地に建設が進んでいた、葛塚ショッピングセンターですが、2月20日にオープン。ウオロク葛塚店やドラッグトップス葛塚店のほか、クリーニング店、コインランドリー、ヘアーカット店などが出店。豊栄サティ閉店以降、約7年ぶりの商業施設の復活となります。また、既存の豊栄店とは、JR白新線を挟んで約1キロ以内という近距離ですが、市街地中心部の立地を活かして、集客を見込んでいるようです。

JR豊栄駅周辺は、原信やウオロク豊栄店、キューピットと地元スーパー、また市街地の東側にはベイシアのスーパーセンターなどが営業していて、競合の少なくない地域です。各店の立地分布は、豊栄駅北側の比較的土地を取得しやすい新興住宅街に集中していて、豊栄駅南側の市街地は、豊栄サティ閉店以降、中核スーパーの空白区となっていました。
行ってきました。
週末オープンと言うこともあるのでしょうか。集客は多いように見えました。もともとウオロクは、隣の新発田市が発祥地?ですし、既存の豊栄店もあるので、知名度は充分あるようです。外観は近年のリニューアル店とほぼ同じ感じですが、外壁が少し落ち着いたカラーになっていました。エントランス「ウオロク」のロゴ下が、シルバーとなっていて少し近代的にデザインしたっぽく?なっていました。「後で文字でも貼るのか?」と見上げていたお客も…。
店内は反時計回りで、青果・鮮魚・畜産・乳製品・惣菜・ベーカリーボーレ・イートインコーナー。純粋にウオロクの売り場のみとなっていました。先に書いた外観は、ここ数年は同じスタイルですが、店内については各店リニューアルの都度、少しずつ変わっているようです。

生鮮通路天井のカラーはクリーム基調。壁面は各部門ごとにデザインとカラーが異なり、例えば青果はグリーン基調、ハムはピンク基調など。また、部門表記が日本語となっています。昨年までのリニューアル店では、什器はブラック基調だったものの、売り場全体的はポップでしたが、葛塚店に関しては少しデザインが施され、大人っぽい?感じかと。
単に売り場が広いからかもしれませんが、青果は比率が高い印象でした。鮮魚は地元新潟港直送コーナー、畜産は越後もちぶたと津軽どりなど。総菜売り場は和風・サラダ、揚げ物、弁当類と種類も多く、通路中央の台ではやきとりや総菜のばら売りなども。魚屋の寿司コーナーもありましたが、葛塚店の場合は鮮魚売り場ではなく、お弁当コーナーの隣でした。

レジは通常9台程。葛塚店より売り場面積が少ない豊栄店では、レジが10台だったうえ、後に駐車場も店舗裏に増設した経緯を考えると、近距離の葛塚店出店は豊栄店の負担軽減も、その一つだったのでしょうか。地域の核を豊栄店から葛塚店に移した印象ですが、今のところ閉店時刻は22時なので、24時閉店の豊栄店は深夜の役割が期待されるところです。共存という意味では今後、住み分けを意識した売り場に変わっていくのかもしれません。

ドラッグトップスは豊栄SC(原信豊栄店など)でも営業

日常生活に必要とされる現実的なテナント

写真中央の建物がドラッグトップス・左奥がウオロク搬入口
配送トラックなど大型車が入れる道路はドラッグトップス側しかないため、ドラッグトップス店舗裏がウオロクの商品搬入口に。ウオロク店舗裏は住宅地ですが、ドラッグトップスの裏となる商品搬入口の部分は、変電所の建物が建っていて、搬入口がそれぞれの建物によってコの字に囲まれる形に。周辺への騒音などを考慮した、計画的な配置なのでしょうか。

豊栄サティ(2003年閉店セール当時)


上写真とほぼ同位置で撮影
以前、撮影した写真と並べてみました。「豊栄サティ跡地に…」と書いていますが、実際のところショッピングセンターとして利用されたのは、跡地の半分以下のようです。ドラッグトップスの敷地はかつての正面駐車場で、ウオロクの敷地はスポーツクラブやテナントなどが入っていた別棟のあった場所。サティ本体と店舗裏のかつての駐車場は、分譲されて住宅地とアパート群に姿を変えています。駅から近いこともあり、住宅建設も早かったようです。

豊栄サティ(1999年当時)


上写真とほぼ同位置で撮影
ベイシアの商圏内にそっくり入る葛塚店。市街地の集客を固めたいウオロクに対し、縮小はしたものの、まだ売り場が広すぎる?ベイシアが今後、どう変化するかにも関心があります。

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