店舗偵察レポート

サイトマップトップ > 店舗偵察レポート > にぎわい市場・ピアBandai 10月22日オープン

にぎわい市場・ピアBandai 10月22日オープン
新潟魚市場跡地 国道113号線沿い


写真・新潟市中央区万代島 ピアBandai
【公式サイト】http://www.bandai-nigiwai.jp/
中央区の国道113号線沿いの、地方卸売市場・新潟魚市場跡地で建設が進んでいた、にぎわい市場・ピアBandaiですが、10月19日プレオープン、22日にグランドオープン。スーパーマーケットというより、地元新潟の生鮮や惣菜、地酒の販売や飲食店などを各棟で展開する複合型の観光施設です。観光面で弱かった新潟市中心部で、観光客が地元産直物を一か所で買い求められるようになるほか、周辺はスーパーの空白区だったこともあり、地域住民の集客も見込めるようです。

立地は新潟市の中心部、ラブラ万代(ダイエー新潟店跡)や新潟伊勢丹を中心とした万代シテイから、国道113号線沿いに東へ1キロほど。国道南側は古くからの住宅や事業所などが密集する地域。北側は信濃川に沿った新潟西港エリアで、かつては倉庫や工場群だった一帯が再開発された地域。コンベンションセンターやホテル、オフィスフロアなどが一体となったビル「朱鷺メッセ」が建設され、既存のフェリーターミナルとともに、国際交流拠点として整備が進められました。

そもそもピアBandaiは、新潟魚市場跡地に3月末まで産直市場・にぎわいマルシェが営業していた場所に建設。今回、にぎわいマルシェが戻ってくることと、9月末まで朱鷺メッセ向かい側で営業していた万代島鮮魚センターが移転することで、分散していた産直市場が集約されました。なお敷地は、開発会社が新潟市から10年契約で借りています。

A棟・万代島鮮魚センターなど
行ってきました。
メインの建物はコの字となっていて、おおまかに4棟に分かれています。万代島鮮魚センターとお菓子などのお土産コーナーのA棟。越乃黄金豚と村上牛を中心とした、越後こがね牧農舎(食肉加工・卸のウオショク)と総菜店のほか、地元農産物を中心とした産直市場Tommy’sのB棟。B棟はA棟とつながっています。佐渡の回転寿司店と飲食店(ビュッフェ)のC棟、地酒とワインを中心に国内外の高品質食材を販売しているセルフ片山のD棟です。全体的に内装は市場風で、万代島鮮魚センターとTommy’sが核となり、計16店舗が出店。

メインの建物に囲まれた中央に、貨物コンテナを再利用した店舗にレストランやラーメン店、珈琲店やからあげ店などが営業。隣接する大きなテントはイベントブースとなっていて、土日には産直市場として、にぎわいマルシェが営業。フードコートとしても利用されるようで、今回は施設内の各店で使える共通ポイントカードの勧誘を行っていました。

スーパーマーケットとして見た場合、惣菜は種類が限られていますが、青果・鮮魚・畜産に関しては一定の導線は確保されているので、地域住民にとっては便利かもしれません。観光施設として見た場合、地元産直物を買えるうえ、各飲食店のメニューには地元食材を使用しているものもあり、団体旅行の観光ルートに組み込こむのも一つかと。また、駅やバスセンターなどの主要施設から距離があるので、可能であればシャトルバスを運行するのも一つかと思います。

一般的な商業施設と比較すると、ハード面を含めてゆるいところはありますが、あくまで観光施設なので、鮮度管理までゆるくならなければ、新潟をゆったりと楽しむには程よい施設なのかも。また、店舗裏が港となっているので、潮の香りを体感できることも魅力でしょうか。

B棟北側・越後こがね牧農舎(ウオショク)や総菜店など

B棟南側・産直市場Tommy’sなど

左側はC棟・飲食店は11月まで順次オープン
右側は貨物コンテナを再利用した飲食店棟

D棟・セルフ片山やベーカリーなど

貨物コンテナを再利用したラーメン店など

貨物コンテナを再利用した珈琲店

コンテナ店舗から・イベントブースとA棟側を見る

イベントブース

手前はフラワーショップ・写真奥は朱鷺メッセ

ちなみに店舗裏は港です。

広告