店舗偵察レポート

JR新発田駅東口に広がる住宅街の一角で営業しているウオロク豊町店。駅東口から400メートルほど直進。ウオロクとTUTAYA新発田豊町店が、遊歩道を挟むように隣り合った立地。車の場合は、新発田市中心部から郊外へ続く県道14号線から、生活道路を100メートルほど住宅街に入るルートになりますが、誘導看板などが見当たらないため、主に近隣住民が利用する店舗でしょうか。住宅街の中、店舗周辺には飲食店やクリニックなども点在。また、200メートルほど西には県立新発田高校もあり、時間帯によっては学生の姿も見受けられます。

店内は反時計回りで、青果・鮮魚・畜産・惣菜・冷凍食品・リカーの流れでレジは7台ほど。テナントにクリーニング店を併設。店舗面積が1,000�u程度で、現在のウオロク既存店でもかなり小型店の部類になりますが、豊町店と同時期(1995年)に出店している村上店や住吉店などと比較しても、やはり小型店舗ではなかったのかと。

オープン以降、内外装とも大規模なリニューアルが行われていないことと、当初から内装が簡素だったこともあり、ノスタルジックな雰囲気を備えています。また、狭い中でも一定の集客を得ているようで、特有の雑多感があります。屋外看板はエントランス上部に張り替えられましたが、以前は「夜12時まで営業」の上部にロゴマークが設置されていました。

現代版ミニスーパー？豊町店。このノスタルジックな小型店が存続できる要因の一つとしては、新発田市がウオロク発祥の地であること、競合する大型店の多くが自社店舗であることなのかもしれません。