店舗偵察レポート

サイトマップトップ > 店舗偵察レポート > イオン新潟南ショッピングセンター 10月26日グランドオープン(プレオープン)

イオン新潟南ショッピングセンター ジャスコなど
10月23日プレ・10月26日グランドオープン
(プレオープン)・ (前夜1)(前夜2)


写真・新潟市江南区下早通柳田1丁目 イオン新潟南SC
■イオン新潟南SC http://www.aeon.jp/sc/niigataminami/
■ジャスコ新潟南店
  http://www.aeon.jp/jusco/niigataminami/
行って来ました。
10月26日グランドオープンに先駆けて、周辺住民に向けて23日にソフトオープンとなったイオン新潟南ショッピングセンター。…と言いつつ、どこの地域までチラシ配ったんだと思うほどオープン直後の様子。店内レイアウトやテナントなどは、上記のサイトで確認して頂ければと思いますので、売り場の細かいところは割愛します。

このイオン新潟南の比較対照として、同じモール型ショッピングセンターで今年出店した、長岡市のリバーサイド千秋が挙げられますが、ほぼ倍の規模となるようです。リバーサイド千秋のオープニングの際、「大きいオシャレ?なモールができたなぁ・・・」と感心していましたが、このイオン新潟南の施設と敷地を歩いてみると、リバーサイドのあの感動がすっ飛んでしまいました。一時的に長岡方面へ向いていた郊外の客層が、一気に逆になる感じも。

北側(ジャスコ出口)から西
一概には比較できませんが、リバーサイドとは初日の混雑状況も明らかに違っておりました。比較的早い時間に行ったのですが、駐車場が満杯に近い状態で、2時間ほど偵察して帰る頃には、満車状態で弁天線へ抜けるのに渋滞となっていて敷地を脱出するのにかなりの時間を要しました。これがグランドオープンとなると、かなり恐ろしい…。それでも周辺道路は改修され、信号機設置や一方通行の確保などが行われました。

郊外(新津方面)から入店する場合、国道49号バイパス・鵜ノ子インターを利用、新潟市街からは弁天線と言う市道を経由することになります。オープンに合わせて、鵜ノ子インターからは測道をイオン側に向けて整備。二車線の一方通行にしました。正直、一店舗出店するだけで(だけと言う規模ではありませんが)、これだけ周囲が変わるものかと…。

駐車場内の出口案内看板が「新潟方面」「新津方面」とあります。出庫する際、そのままの指示に従うと、「新潟方面」の車線で渋滞に巻き込まれますが、新津方面の進路でも新潟方面への接続道路に出ることができ、また比較的空いているので、新潟方面へ帰る際でも渋滞を避ける意味で新津方面から出たほうが早いようです。

誘導員の方は親切に教えてくださいましたが、新潟市内であるのに案内看板が「新潟方面」と言う表記は…どうかと言う気も。せめて「新潟市街方面」と言う表記はダメですかねぇ。

北側(ジャスコ出口)から東
順番がひっくり返りましたが、ショッピングセンターの内部は…。簡単に言えば、イオン新発田ショッピングセンターをリバーサイド千秋風にして、小千谷のぺトラスと新潟サティのシネコンをくっつけて倍にして、周辺に木を植えてみた…感じかと。(新潟の人しか分からない表現ですね)リバーサイド千秋は2階まででしたが、イオン新潟南は3階ありますから、それだけでもボリュームはあるのかもしれません。

レイアウトは最近の一般的モールの形。1階はイオンとレストラン街、モール部分は女性若者向けのショップ。2階はイオンスタイルストア(レディ・メンズ)とスポーツオーソリティなどを中心とした、若者向けとスポーツゾーン。3階はイオンスタイルストアに基調を合わせた、ジャスコのキッズ・家具・雑貨と、ワーナーマイカルシネマズとフードコート。それぞれモールの突き当たりに核店舗を置いて、曲線を描いた吹き抜けの通路を中心にしてテナントが軒を連ねる一般的なスタイルです。

ぺトラス新潟南店
一通り見ましたが、感じたことはモール部分はあくまで若者向け。中年から上の層はイオンスタイルストアへ誘導する構成でしょうか。2・3階ジャスコ衣料・雑貨品売り場が「イオンスタイルストア」もしくはイオンスタイルストアと同じフロアカラーとなっています。新潟では「イオン」の周知は広いので、今となっては「ジャスコ」の名称は食品売り場しか(でも)必要ないのかも。ちなみに食品売り場はラブラ万代店のように、グレーを基調にした雰囲気。鮮魚と惣菜コーナーはいかにも各テナントで構成されたかのように銘店街化されており、店名がつけられています。今やイオン=パープルのイメージ方程式は無いのかもしれません。

屋上駐車場
ジャスコフロアとモール街で、ある程度客層が分かれるようなので、殿方やあまり流行のファッションには興味の無い方は、イオンスタイルストアと食品売り場で事足りるのかと。エスカレーターも食品売り場、イオンスタイルストア内に設置されているので便利かと。(まあ、イオンスタイルストアは通常のジャスコ衣料品売り場より、ある程度は洗練されていますが…)

屋上駐車場からスーパーセンタームサシと新潟市街を望む
上の写真は屋上から撮ったものですが、上部の森が高速道路のインターチェンジ。その奥にある白い建物の向こうにグレーの看板が見えますが、スーパーセンタームサシを核とするアークプラザ新潟。3階の窓張りのフードコートでは、真ん前にムサシの看板を見ながら食事をとることに…。なんとも皮肉なことになってしまったんですね、と感じておりました。

ひとまず、簡単にまとめました。新潟市に最初で最後の大型店と言うことで、話題も多く今後県内の広い範囲から集客を得る店舗になるのか。それにあわせ、2年を目安にして周辺の店舗、商圏であり郊外である新津地区の店舗がどの様に変化するのか。

<追記>
競合店として、スーパーセンタームサシのほか、反対側(南側)にはアピタ新潟亀田店が位置しています。郊外(新津方面)から入店する場合、鵜ノ子インターを一旦降りなければならないアピタより、ストレートに入店できるイオン新潟南のほうが、渋滞がない場合は便利なのかもしれません。 その他には、スーパーセンターウオロク新津店、PLANT5横越店の比較的売り場の広いスーパーセンターが営業しています。最近の客動向により、売り場圧縮傾向にある中、さらに売り場の見直しを迫られるのは確実かと…。

また、今後の客動向でさらなる交通渋滞が予想される中、周辺には新潟スタジアムや11月に開院する新・新潟市民病院もあり、渋滞解消の改善がどの程度はかれるのか。今はオープニングセールということもあり、一時的なものかもしれませんが、結局は車社会にさらなる滑車をかけているだけではないかと感じつつ、複雑な気分でもあります。

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