店舗偵察レポート

サイトマップトップ > 店舗偵察レポート > オープンから2か月目 赤道ショッピングセンター

オープンから2か月目 赤道ショッピングセンター
恐るべし赤道沿いの激戦 原信錦町店


写真・新潟市東区錦町 原信錦町店
■関連記事 原信錦町店 11月23日オープン
東区の赤道(あかみち)ショッピングセンターですが、11月のオープンからはや2か月目となりました。核となる原信錦町店は近隣で営業している原信河渡店とともに24時間営業をおこなっておりますが、その後の様子はどうなったのかとお問い合わせがありましたので、行って来ました。掲示板等でも感想は書いており、繰り返しになってしまうところもありますが、ひとまずまとめました。

写真・新潟市東区錦町 赤道ショッピングセンター
原信錦町店。年末年始はある程度の集客はあったようでしたが、ピーク時間以外や年末前の平日等は、駐車場の空きが目立っています。単に駐車場が広いだけなのかもしれませんし、今後店舗用地への転換もあるのかもしれませんが、どうも一般客の目から見ると「閑散」としているイメージはぬぐえないところがあるようです。原信やコダマなど日常的に利用する店舗は別にして、飲食店やしまむら等は平日の集客をどう囲い込むかが課題でしょうか。

ただ、複合型の施設ですので、各店舗の出店内容など根本的な問題だという気もします。個人的には、核であるヤマダ電機の集客が予想より少ないように感じています。売り場が市内の関屋や亀田の店舗とレイアウトが違うこともありますが、競合である原信マーケットシティ河渡で営業しているケーズデンキに先行されているところもあるのでしょうか。単に売り場だけではなく、原信といい家電店といい、車でわずか5分程度で何倍も内容が充実しているマーケットシティと、いろいろな面で比較されやすいところも、「閑散」というイメージに結びついてしまっているのかと感じます。

夜も閑散としており原信以外は暗いので、若干怖い感じもあったりします。その点、河渡店は照明と客数も一定で、深夜でもある程度は安心なのかと。

写真・新潟市東区上王瀬町 チャレンジャー赤道店
競合であるチャレンジャーやフジミ本店などは、価格や売り方のインパクトが強く地域からは支持されているようですし、原信錦町店オープン後も、客観的に見て集客はあるようです。清水フードの価格は相変わらず高めですが、住宅地の中といった立地が有利のようです。そういえば、チラシで経費を使わず価格に還元、と謳っていたチャレンジャー。最近はチラシやテレビCMが多くなってきた気も…。単に年末年始だったからでしょうか。清水もチラシ構成が若干変化しました。

写真・新潟市東区藤見町2丁目 パワーズフジミ本店
原信河渡店はマーケットシティ内にコメリやメディカル関係、衣料品店やTUTAYA、イエローハットなど充実しており、飲食店や昨年はマクドナルドが出店するなど、東区では敷地面積が最大であるショッピングセンターの核店舗として有利かと感じます。客観的に見ると「…ああ、赤道はやっちまったか」という感じですが、出店の際、少なくても原信はそれらを計算はしていたはずなので、別のスーパーが赤道で営業されるよりは、と言う考えがあったのかもしれません。ただ、リスクが予想より高ければ、一定の処置という気もします。

オープン間もないので、現時点で「やっちまった」と判断するのは早く、他の店舗構成の見直しなど考える余地はあるのかと察しますし、当事者も織り込み済みなのかもしれません。

写真・新潟市東区河渡 原信河渡店
原信錦町店の今後の課題としては、河渡店以外の市内店舗とどこまで共通したサービスが提供できるかでしょうか。河渡店はもちろんとして、車社会の新潟である以上、おそらくは紫竹山店や関屋店などと比較されることもあり、また同じサービスもしくはそれ以上のサービスを望む声が多くなると察します。それと、フジミやのぐち等の小回りの利いた店舗と比較した場合、売り場も広いせいもあり、オープン間もないこともあるのでしょうか、今後さらにきめ細かい売り場作りや接客が必要になってくるのかと察しますし、望まれている気もします。

写真・新潟市東区河渡 原信マーケットシティ河渡
周辺には競合が多いこともありますが、そもそも足元人口が少ないことと、地形的に宅地と分断されていること、赤道から入りづらいこと…など競合より立地が必ずしも有利ではないので、さらなるサービス向上だけでは補いきれないであろう部分を、店舗構成を見直すことによって注目度を上げ、数年後にどこまで競合に食い込んでいるか期待したいところです。

広告