イオン店舗訪問

イオンモール須坂

2025年10月3日 オープン
長野県須坂市福島386-1

10月3日オープンとなった、長野県須坂市のイオンモール須坂。長野県最大級と言いつつ、立地が長野県北部のいわゆる北信地区で上信越自動車道の須坂長野東インターチェンジ近くと、我が新潟県の上越市中心部からは高速で1時間ほどと、すっぽり商圏に含まれる。

人口5万人ほどと都市としては小規模な須坂市ながら、県庁所在地でもある人口36万人ほどの長野市と接している。もっとも、須坂長野東インターチェンジ自体が長野市との境界上に位置し、さらには接続する県道58号線の千曲川に掛かる屋島橋を渡れば、長野市の中心部まで7キロほどで市街地も連なっており、実質は長野市街への出店とも見えなくもない。

中央南入口

周辺は隣接する新潟県上越地方も含め山岳地帯でもあり、登山やレジャーほか魅力のある全国区の観光地も存在と交流人口は多いとみられ、単なる郊外の物販中心としたショッピングモールとは異なり、道の駅のような存在を意識している点が大きく異なるのかとも感じる。

館内には好日山荘やスポーツデポなど、登山やレジャー向けの品揃えを充実させているテナント以外にも、カーディーラーなども目を引きつつ、地元名産品フロアには多彩なショップも集積と、周辺住民のみならず観光客も呼び込める要素は大きいかと。ファストフードやファミリー層向けコンテンツも加えた滞在型モールで、丸一日楽しめるレジャー施設でもあるのかと。

屋外の庭園も周辺の山並みを借景し、緑濃き空間と館内には木々が配置と、ベンチ以外でも腰を下ろせる配慮がされている。フードコートを含め座席数も格段に多い印象で、ご年配層に限らずキッズファミリーもくつろぐ姿も微笑ましい。

館内にはイオンモールに共通するユニクロや無印良品などの有名テナントも数多くみられるが、長野県初出店や北信地区初出店ほか、首都圏などで集客している話題性のあるショップなど、ファミリー層以外にも若年層の取り込みも充分意識しているのかと。

SUZAKAノ庭緑入口

館内の詳細については、各SNSや商業コンテンツで紹介されているため大幅に割愛しますが(笑)、全体的な印象としては山岳地帯の景色に溶け込むように屋外や館内は緑化されているほか、一部フロアに限るものの天井の配管類や天板をそのまま見せている箇所も多く、単に資材不足だったのかと余計な心配をしつつ、デザインとして溶け込ませているので斬新さを感じる面など、イオンらしい環境に配慮した大型商業施設との印象も。

4階はイオンシネマ須坂
館内ではペットと同伴できるショップほか、庭園では一部エリアで散策も楽しめる
キッズの庭はゴムチップマウンドが配置されるなど、子どもたちが遊べる屋外スペースも充実
モール内の長電バス停留所からは、長野駅や須坂駅方面などとを結ぶ路線バスも発着
長電バスのハイブリッドバス
イオンスタイル須坂 (イオンスタイル南入口)
ユニクロ・GU・無印良品とモールではおなじみのショップも
「SUZAKAノ庭緑」館内からの庭園へのエントランス

個人的に興味深いスポットとしては、敷地と建物の下に権五郎川が暗渠として流れている位置を知らせるため、メイン通路の床面を突っ切るように引かれているライン。地形上避けられなかった苦肉の策とも見え、受け止め方は様々ながら、イオンらしい環境との共存を実現しているかと。

歴史を辿ると、周辺は度重なる水害で悩まされていた低湿地で、権五郎川はその排水機能としての役割を果たしており、排水機場を通じて千曲川へ排出されていることから、地域としては重要な河川である。

権五郎川
ドッグカフェわんぴーす
イベントの庭
太陽光発電パネルを設置したソーラーカーポート
ドライブピックアップ
マリアこども園・送り迎え専用駐車場
イオンスタイル北入口
中央北入口
イオンモール須坂全景 (井上交差点の歩道橋から)
造成中の2022年5月
オープン後の2025年10月

ホームセンタームサシ須坂店

イオンモール須坂に隣接するアークスクエア須坂のうち、8月6日オープンしたホームセンタームサシ須坂店。ホームセンターを核として、エクステリアやガーデンセンターほか、NICOPETがワンフロア一体となっている。広大な売り場と品数であり、再開発のため各別棟で構成されている新潟の長岡店と比較すると、特に冬場は買い回りやすいと見える。

リフォーム・エクステリア ARC HOME
ガーデンセンター・NICOPET

Tecc LIFE SELECT須坂店

イオンモール須坂に隣接するアークスクエア須坂のうち、8月29日オープンしたTecc LIFE SELECT須坂店。1階はモバイルやパソコンほかキッズトイ。2階はいわゆる白物を中心とした家事調理品。3階は大塚家具などインテリア家具等。イオンモール同様に、体験型スタイルで暮らし全般をプロデュースするフロアとなっている。

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