飲み会の思ひ出

人事異動やゴールデンウイークのドタバタも落ち着いたこの時期。
歓送迎会や繁忙期の打ち上げなど、皆さんの店舗での飲み会事情はいかがでしょう。いまや飲み会は「残業扱いは当然」「強制参加はやめてほしい」「完璧なパワハラ」と、言われることも。

自分が当時勤務していた店舗は、かなりサッパリしたものでした。そもそも、スーパーマーケットは女性比率が多い職種ということもあったのか、お酒が飲めない男性が多かったこともあったのか、パワハラするほど度胸のある男性が少なかったこともあったのか、女性たちの方が圧倒的にお酒に強かったこともあったのか。幹事も歴代女性だったため、必然的に女性たちが楽しめる雰囲気でした。

まあ、逆に若い男性社員にとっては、大変な会だったのかもしれませんが…。

忘兼新年会・歓送迎会

我が店舗の場合、忘兼新年会、新入社員歓迎会兼人事異動の歓送迎会は、夜間シフトが崩壊しない程度で「できる限り社員は出席、パートさんは任意」のルールで、店舗に近い飲食店で開催。

夜間業務は学生アルバイトを中心にシフトを組んでいるので、社員やパートさん一同が集まっても問題はありませんが、宴会中に万一、店舗でトラブルがあった場合、ベロンベロンに酔っぱらった社員が駆け付けて、売り場で粗相…というわけにもいかないので、会ごとに店長やマネージャーが交代で、ノンアルコールのドリンクとなります。

恒例のビンゴゲームは、さすが流通業。景品も多彩で、1位は商品券のほか、2位以下は定番カットで値引きした挙句に売れ残ったレトルトカレーや缶詰、輸入菓子やスリッパなどの雑貨品、野菜ジュースや甘酒、レンジのアルミカバー etc。お世辞にも豪華とは言えませんが、売れ残った経緯が理解できる商品ばかりなので、身内ネタのウケ狙いには最高です。

「本部もこんなモノ仕入れて、売れるわけないよ」
「完全に失敗作だよ。何を考えているのか、意味不明」
「これ、〇〇店でも大量在庫みたいよ」
「バイヤーもセンスがないなぁ」

割烹料理屋や居酒屋

それ以外では、パートさんでも比較的時間に余裕のある中高年のグループは、地元の割烹料理屋でおしゃれなランチやディナー。

店長やマネージャーは、気の合う店長仲間や、若いころ一緒に仕事をしたバイヤーを呼び出し、値ごろな居酒屋にしけこみ、本部や部長、商品管理部に対する愚痴を発散。中間管理職同士で傷口を舐め悩みを分かち合います。

そして、二次会は決まって場末のカラオケスナック。小売店舗の責任者とは思えない選曲で、「盗んだバイクで走りだす♪」と、遠い目で尾崎豊を熱唱するわけです。

レジャーランドとラーメン

生鮮社員やチェッカーさんなど比較的若い社員の集まりでは、仕事が終わった後に回転寿司でお腹を満たし、レジャーランドでボウリングやビリヤード、スロットやカラオケを楽しんで、〆はラーメン店。もっとも、田舎の車移動なのでお酒は飲みませんが、大騒ぎして、ラーメンとギョーザでお腹を満たした後は決まって、

「明日休みの人、手を挙げて~」
「はい~」
「くそ~。明日も仕事だぜぇ」
「明日は何時まで寝てよっかな」
「え~、嫌な感じ。腹立つわ!」

女性たちはラーメン店を最後に帰宅しますが、男性たちは深夜の国道沿いの場末の古びたドライブインにしけこみます。軽くコインゲームで流した後、錆びた丸椅子に座って、缶コーヒーを飲んでタバコを吸いながら、たわいのない男同士の話をするわけです。もっとも、女性たちもすぐには帰宅せず、深夜の喫茶店に寄るそうですが。

会社や店長に対しての愚痴だったり、人生のことだったり、彼女のことだったり…。

20代男性の話なんてそんなものです。
しかし、思い返せば、宝物のような時間でした。

今こんなスケジュールで遊んだら、翌々日には体が痛くて起き上がれないでしょう。

焼肉店で畜産部会

スーパーマーケットにはそれぞれ部門があり、定期的に本部や研修センターなどに主任を集めて部会を開きます。通常、部会が終わればそのまま店舗へ帰るのですが、我が畜産部の場合、ごくまれに焼肉店で集うこともありました。近隣店の希望者だけのささやかな会でしたが、これがまた結構マニアック。

そもそも、この焼肉店で扱う肉の一部が、近隣店から納入されていることもあり、融通が利くのでしょう。ほぼ貸し切り状態で、通常は焼肉店でも我が店舗でも取り扱わない部位や内臓などを持ち込んで、焼肉店の店長以下も参加して、みんなでモクモクと煙で充満する店内で、珍しい部位に舌鼓を打つのです。

絞たての肉や内臓の刺身。
しかも、野郎ばかりで食らうのです。

「ここのエンガワ、たまらんのですわ」
「活きのいい生レバーはとろけるよ」※現在は禁止。
「このコリコリ感ととろみは、絞たてじゃないと味わえないよ」

ハサミをもって、血の滴る生肉を切り裂き、目を輝かせて一点に集中する姿は、もはや、ホラー映画のワンシーンにしか見えませんが、単に新鮮で希少な肉を食べるだけではなく、メーカー試作品のタレや、新発売の調味料で下ごしらえした肉もありました。知識を深めるという意味では、とても良い集まりだったのかと。もちろんお酒も進みますので、飲めない人は必然的に参加しません。

自分の店舗に飲食店の顧客がいる場合、接客でのネタ話としては盛り上がりますが、チェーン店でも希少部位が気軽に買える現在では、こんな集いはないのかもしれません。

j-rakuda

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