駐車場の怪

スーパーマーケットの駐車場は、いろいろなことが起こります。
そんな中でも、印象的だった出来事を振り返ってみます。

とんだ迷惑駐車

店舗立地が住宅街の場合、駐車場の死角や店舗から遠い箇所に、迷惑駐車をされることがあります。陰ながら見ていると、どうやら近隣住民が自宅の駐車場代わりに駐車していたり、自宅への来客時に店舗の駐車場に案内したり。正直に言うと、駐車場の隅に一時的に駐車するのは、繁忙期や週末以外であれば大目に見ますが、閉店時刻になって店内にお客がいないのに、駐車車両が存在するのはいただけません。

こまめに「迷惑駐車」の紙をワイパーに挟んでおきますが、仮に「通報しました」と書いてあっても、性懲りもなく繰り返す輩もゼロではありません。もっとも、実際は通報していないので、甘く見られたのでしょうが…。

警察に相談すると、
「駐車場の出入口にチェーンをしていないから、迷惑駐車をされるのです」と、当然といえば当然のアドバイスをいただき、しぶしぶ、ホームセンターでチェーンを買ってきて、閉店後に施錠するわけです。

もっとも、チェーンを付けたら付けたで、クレームをつける客もいるわけで、
「今朝、出かけようとしたら、チェーンがかかっていて車が出せなかったじゃない!」
「申し訳ありませんが、ご来店されたお客様用の駐車場ですので、一般の駐車はご遠慮いただきたく」
「あんたの店で、いつも買い物してやってるじゃないの!」
筋が通っているような、通っていないような主張をされるわけです。

駐車場の隅ならまだしも、店舗の真ん前に停めっぱなしの車もあり、翌日になって戻ってきた所有者(大学生風)に声をかけると 「急に出かけることになっちゃって。友達の車で乗り合わせて、1泊旅行してきたンすよ」
もはや、怒りを通り越して笑いしか出てきません。

かたや海岸線の近い立地では、夏場になるとキャンピングカーが駐車していることも。閉店時に駐車車両は皆無なのですが、どうやら店舗を閉めて従業員が帰宅したのを見計らって、車中泊するわけです。翌日、彼らが駐車場で自炊して騒いでいたと、近隣住民からクレームが入ります。警察に相談しても、「チェーンで施錠してよ」と言われるのがオチ。

田舎では、24時間営業の精米機が駐車場に設置してある店舗も多く、駐車場を全面閉鎖するわけにもいかないので、悩みどころではあります。もっとも、駐車場で花火大会をやらかされるよりマシですが。

勝手に教習コース

朝の駐車場は人間交差点でもあります。出勤すると、ご夫婦でウォーキングや体操、ご年配でリハビリを兼ねた歩行練習、自転車の練習をするお子さんなどの姿を見かけます。厳密にいえば、何か問題が起こってからでは遅いので、チェーンで施錠をして完全封鎖をしているのですが、構造上、人や自転車の出入りまで完全にシャットアウトするのは難しいかと。

ある日、出勤すると警察からクレームの電話。夜中に男子高校生らしき数名が、駐車場で原付バイクの練習をしていたとの内容。近隣住民から通報があり、うち数人が無免許運転だったため補導したとか。チェーン施錠はしていたものの、原付バイクなら男子高校生数人にかかれば、簡単に持ち上げられます。

原付バイクの練習も危険ですが、自動車の運転練習は本当に止めてほしい。開店前にチェーンを開錠した後、中年の女性が運転する車が入ってきて、駐車場をグルグルグルグル回っています。助手席には中年の男性が乗っています。しばらく放っておきましたが、車の動きが不自然なので、店長が声をかけてみると、

「妻がペーパー(ドライバー)なので、教えていたのですよ」
「いやぁ。公道だと何かあったら危険だし、怖いじゃないですか」

店側からすれば、万一にも店舗に車が突っ込んだほうが、よほど恐怖ですが。
「とっとと自動車学校へ行って、ペーパードライバーコースで覚え直して来い!」と、心の声で叫ぶわけです。

団体の活動拠点

週末の午前中、停車したワンボックスカーから、わらわらと複数の女性、運転席と助手席からは中年の男性が降りてきます。ショルダーバックをさげ、片手にクリアファイル。店舗で飲料水を購入した後、それぞれ散っていきます。運転手の男性は車内で、なにやら電話をしている姿も。電話が終わると、店内で食料品を買い込み、また車内へ。

1時間ほどすると、女性たちがぽつぽつと戻ってきて、男性の点呼を取るしぐさが見えると同時に、ワンボックスカーは走り去っていきました。
近所に住むパートさんの話によると、とある団体の方が、定期的にチラシを配って布教活動をされているとのこと。

いろいろとご購入いただいているお客様ではございますが、週末でもありますので、もう少し時間短縮でお願いできれば幸いです。

キャッチボール暴投事件

ある日、出勤すると駐車場に警備保障会社の車とパトカー、それと店長の車が。そして、数名の野次馬が取り巻いている状況。

「ああ、ウチの店もとうとう強盗に入られたかぁ」
一瞬は緊張したものの、よくよく見ると、グローブを持った坊主頭の高校生とおぼしき男子3人が、警官と話している姿が。

どうやら、朝練と称して、開店前の駐車場でキャッチボールをしていたところ、暴投したボールがテナント側のガラスを割ってしまい、警備保障会社が駆け付けたという。事が事だけに、警官もセットでご来店になったわけです。

幸い、テナント内の商品は無傷でしたが、新しいガラスが入るまで2日ほどかかり、その間は塩ビ板で塞いでおりました。後日、坊主君3人は、学校関係者と保護者と同伴で謝罪にいらっしゃいましたが、ショボーンとした姿がなんとも。

あまりに可哀そうに思ったのか、店長はPBのチョコレートをお土産にもたせていましたが、朝練は学校のグランドでやっていただきたいかと。


このほかにも、追突事故や車上荒らし、スリや夫婦喧嘩、ペットのフンや人間の汚物騒ぎ、酔っ払いの泥酔やカエルの変死体、ハクビシンご来店やモミ殻散乱事件 etc…

機会があれば、書いてみたいですが、誰も読みたいとは思わないような気も。

j-rakuda

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