ひとりごと

店員の名札は必要?不要?

店舗エントランスに掲げられていた店長の写真。
数年前までは、多くの店舗で見られました。
しかし、最近では掲げる場所をエントランスから、
インフォメーションや案内板の脇に移動したり、
名前を小さく表示したり、まるっと撤去したり。

店長以下、店員一同の写真と名前、
個人の宣言が貼られていた大きな紙も、
店長の写真を残し、ごっそりと撤去した店舗。

スーパーに限らず、コンビニエンスストアやガソリンスタンド、
ドラッグストア、調剤薬局でも責任者の名前だけにとどめる店舗。
トラックのドライバーも、名字のみひらがな表記。

プライバシー保護の観点からかわかりませんが、
徐々に最低限の表示にとどめている企業が多くなった印象かと。
店内の掲示物以外にも、気を使う姿が見てとれます。

レシートのレジ責任者表記

名札については「よみやすさ」も合わせて、
以前より、平仮名表記が主流となっています。

名札がひらがなであっても、チェッカーの場合、
レシートの名字が漢字表記の店舗も。
以前は、フルネーム表記が多かったので、
少しは改善されたのでしょうが、一歩進んで、
責任者番号(責0001等)のみを表記する店舗も。

特にチェッカーはストーカー行為で悩む人も多く、
店舗の外で待ち伏せされたり、家まで追いかけられたり。
GPS機能を悪用したりと、恐怖は昔の比ではありません。

名札を付けない生鮮部門

売り場に随時出ているチェッカーとグロサリー以外は、名札を付けない店舗もあります。
客から見ると、白ずくめでマスクをしていると、誰が誰だかわからないですが。


店内レイアウト図の裏面

オープニングセールの際に作成される
店内レイアウト図やパンフレットの裏面に、
担当責任者の写真とコメントを掲載している店舗がありました。
プライバシーの観点からかわかりませんが、
現在では見当たらなくなりました。

しかし、店舗で名前表記を控えている半面、

SNSで行動がバレバレ

最近はSNSやネットを通じて、
個人名で検索をかけると、出るわ出るわ。

休日などはリアルタイムにツイートする人もいて、
居場所を特定されたり、行動範囲から居住エリアがわかったり。
店の移動をツイートして、お祝いプレゼントの写真をアップしたり。

もはや、店員にプライベートは無いのかと感じつつも、
会社の業務に影響を与えない範囲であれば、
あとは個人の責任で…と言ったところでしょうか。

そもそも、なぜ名札は存在するのでしょう。

店側からすると

名前を名乗ることで、お客様とのコミュニケーションや責任感が生まれると、
考えている面もあるようですが、人の出入りが多い業界でもあり、
店員同士の面識においても必要という声もありました。

いっそ、名刺を全廃?

店員との距離を感じるお客もいるでしょうし、
名札を無くしたからと言って、ストーカーが消えるわけではありませんが、

お客の立場からすると、名札が付いているから、
「○○さんだ」と思うのであって、無ければ無いで気にならないような。

個人的な結論として

何でも廃止論者ではありませんが、
例えば、1店舗限定で試験的に導入して、
経過を見てみないと何とも言えない気も。

店員同士の面識と言うのであれば、
将来的に顔認証とAIを使ったシステムを導入。
インカムから「○○さんです」と教えてくれるとか。

SNSを通じ、瞬時で個人が晒される時代。
従来の延長線上で考えていると、思わぬ落とし穴がありそうです。

j-rakuda

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