イオンナルス原信ラ・ムーひとりごと

どうなる24時間営業(新潟版)

24時間営業の見直しが本格化したコンビニエンスストア。
慢性的な人員不足に至ってはスーパーマーケットも同様で、全国的には営業時間短縮や元旦営業の取りやめなどの企業も見てとれます。

そもそも、24時間営業のスーパーマーケットは古くから存在したものの、絶対数は多くありませんでした。全国的に24時間営業が波及した背景には、2001年に当時のジャスコ(現イオン)が、一律に食品売り場を中心に24時間営業としたことに端を発します。

新潟県内でもその時期を境に、店舗を絞って24時間営業に移行した地元企業は複数ありました。増減はありますが、一定数の店舗で現在まで継続されています。

ジャスコ(現イオン)

地域やグループ企業、各店舗によって異なりますが、24時間営業の実施はおおむね、2001年~2006年の間でした。 新潟県内では2006年1月21日までに、新潟店・新潟東店・白根店・上越店で食品売り場の24時間営業を終了。現在では、三条店のうち食品館と、2012年7月26日から24時間営業を再開した白根店の2店となっています。
※マックスバリュ中条店(現イオンスタイル中条)は、2007年1月21日に終了。

原信ナルス

新潟市街および、中越と上越地域の主要エリアに、県内最多の13店舗。当該以外の店舗でも、多くは9時開店の24時閉店となっており、長時間営業という点でも最多。

【新潟市中央区】紫竹山店/関屋店/南万代店
【新潟市西区】新通店
【新潟市東区】河渡店/錦町店

【長岡市】川崎店/今朝白店/古正寺店
【小千谷市】桜町店
【上越市】土橋店/ナルス国府店/ナルス直江津東店

ラ・ムー

2017年4月13日にオープンした県内1号店の長岡愛宕店を含め、燕吉田店と亀田店の3店舗。ラ・ムーは基本的に24時間営業のため、それら客層の動向を含んだ商圏への出店となるでしょうか。時間帯や曜日によって、客数の開きは見受けられますが、広範囲から集客は見込める立地かと。

同じディスカウント店である、ドン・キホーテ新潟駅南店、長岡インター店、長岡川崎店は、前者から早朝5時・深夜3時・2時閉店と、生鮮食料品は取り扱っていないものの、こちらもほぼ24時間と同様という見方も。

かつての24時間営業

◆ナルス北城店
2006年の原信とナルスの経営統合後、2008年3月10日に終了。近隣の原信西城店との共存を考慮したとの見方もできますが、西城店は2017年3月12日に閉店となりました。
※原信西城店はナルス高田西店への移転。

◆ウオロク神道寺店
2017年3月31日に終了。2004年4月21日のオープン当初から24時間営業だった、近隣の原信紫竹山店への対抗と見られます。2007年1月2日から約10年間、ウオロク唯一の24時間営業店舗でした。

商圏へのドラッグストア出店など競合の影響とも考えられますが、一定の集客を得ている印象から見て、要因は別にあるのかもしれません。

今後は

ここで結論付けるほどではありませんが、最近の世論を含め、既存店が新たに24時間営業を開始する環境ではないのかと。一番の要因は、限界にきた人員不足に尽きるでしょうが、仮にAIを駆使した運営システムへの移行を経るにしても、足元人口が減少する新潟県においては、営業時間の維持以上に店舗維持すら厳しいのではと感じています。

※内容等、異なる点ありましたら、ご指摘いただければ幸いです。

j-rakuda

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