高学歴でも残念な面々

地元では名の通った進学校の高校を卒業し、私が逆立ちしても入れないような有名大学へ進学しつつも、なぜか片田舎のスーパーマーケット、しかも底冷えするバックヤードで、私のような主任の下で働くことになったあの人たち。

キャンパスで流通や経済を勉強して、スーパーマーケットに魅せられて、どうしても現場で働きたくて、お客様と接したくて、大好きな地元の店舗に志願したのならまだしも。勤務態度を見ると、それとは程遠い位置にいるように見えるわけです。

私もパートさんたちも、
「あの学歴でなぜ?しかも、こんな場末の店舗に…」と感じつつ、スーパーマーケットは人生交差点。大きな気持ちで温かく迎え入れるわけですが、時に凡人では思いつかないような言動も。

単に学歴コンプレックスからの、ひがみのような不快な表現となるかもしれませんが、少し書いてみます。

言い訳に筋が通っている?

「ロースハム(業務用)2ケース、1パック約200グラムで詰めるように書いたよね」
「はい。1パック200グラム程度に詰めました」

「1ケースしか詰めていないのでは?もう1ケース棚に残っているよ」
「あ。あれはロースハムの箱だったのですね。別商品の箱かと思って」

「商品名が見えるように、箱を積まないからですよ」
「あ。発注コードが見えたほうが分かりやすいかと思って」

「であれば、2ケースとも発注コードが見えるように置けばいいのでは?」
「そうなると、商品名が分からなくなるので1ケースだけ逆にしました」

「であれば、発注コード側に油性ペンで商品名を書いておけばよいのでは?」
「すぐにパック詰めをすると思って。時間がもったいないので」

「仮にそうであっても、結局は2ケースあることを忘れていたということですよね」
「いえ、もう1ケース。誰かが先に詰めたのかと思って」

「朝からずっと、みんな並んで仕事していましたよね」
「いえ。品出しやトイレに行っていた間に詰めたのかと」

「あなたは1ケースを、トレーに詰めるのに何分かかりますか?」
「えー。だいたい10分くらいだと」

「今日、10分ほどの品出しやトイレ中座は無かったように見えますが。10分未満でパートさんがパック詰めして、売り場に出せると思います?」
「はい。長年のベテランなので、計算上は可能かと思いました」

「そうですか。時間がもったいないと言わずに、面倒でも商品名を書いておいてくださいね」
「あ。わかりました。今度は書いておきます」

結果、私の指示が足らなかったことになりました。

頭で考えて、結局は行動しない?

「若鶏モモから揚げ用ファミリーパック。なぜ、指示どおり下段に降ろさなかったの?」
「はい。お客の流れを見ると、中パックの動きが良かったので」

「明日から行楽シーズンだから降ろせば、売れるかもしれないよ」
「天気予報だと、あまり天気は良くないですよね」

「例えば、上下全部を入れ替えなくても、2フェースでもファミリーパックを並べるとか」
「売れ筋を2フェース減らすと、必然的に目立たなくなるので、売れ筋まで売れなくなるかと」

おもむろに売り場に行くと、中段にファミリーパック、下段に中パックでいずれも4フェース分。

それでは試しに、中段と下段それぞれ左右2フェースに、ファミリーパックと中パックを並べてみると。あら不思議。ファミリーパックも売れますね。

「試しに入れ替えてみたら、ファミリーパックも売れ始めたよ」
「今は夕方のピークですよね。客数に比例するからですよ」

なるほど。
結果、売り場変更に時間指定をしなかった、私の指示不足となりました。

いつまで経っても新入社員

・指示された、必要最低限の仕事しかしない。(手を動かす作業は、自分の役割ではないと考える)
・指示された仕事でも「必要ないと考えた」のであれば、やらない。
・書類の提出期限を守らず、催促されるまで着手しない。注意すると、その書類の意味するところは何かと、逆に糾弾する。
・プライドが高いのか、失敗を回避するべく、責任のある発言や行動を他人に任せる。
・自分から提案はしない。提案したとしても、まずは他人に確認して「〇〇さんも賛同した」と必ず担保。〇〇さんの提案ということにすり替える。

そして、せっかくの知識や教養を生かせず、数年後には同期のたたき上げが主任となり、先を越される。

共通項として

完璧主義で失敗したくない。失敗しても失敗として認めたくないのか。失敗したときに正当化できるよう、布石を打ちながら、伏線のストーリや言い訳を考えながら仕事をしているから、失敗するのではないでしょうか。

余計なことを考えずに集中してやれば、失敗や間違いも減るでしょうに。間違ったら「すみませんでした」と素直に謝ればいいのに。そもそも、お客様の顔を全然見ていません。

そんなに、たたき上げの主任に、頭を下げたくないのでしょうか。
というか、素直に失敗を認めない時点で、あなたの人生は既に失敗しています。

…と、ここまで書き連ねて終了するところでしたが、読み返してみると、学歴うんぬんより、単に私の力不足だったのかもしれません。彼らは彼らで、私に対しての不満があったのでしょう。

今思えば、もう少し角度を変えて話を聞いてみれば、良い方向へ導けたのかもしれません。

時間を巻き戻したい気持ちですが、時間だけは取り戻せませんね。

j-rakuda

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