ひとりごと

自己破産インデックス

冬が近づくと(?)、過去の自己破産記事を読み返すことが多くなります。過去20年のうち、新潟県内のスーパーマーケット自己破産を自分用にインデックスしました。文章もコピぺしたいところですが、Google先生に怒られるので(自分が書いた文章なのに)、当時のレポートはリンクからご参照ください。

まるよし

2002年8月29日 民事再生法申請
http://www.j-rakuda.com/wp/2019/09/29/notes0007/

三条市を中心に9店舗営業。
「♪ライフリ~ィ~ダァ~まるよしぃ~」のフレーズは、店内BGMのみならず、テレビやラジオのコマーシャルでも流れ、県内ではメジャーでした。(たぶん)あの繁栄ぶりは今となっては夢物語。デパート調の本店前は買物客の自転車で溢れ、まるよし勤務と言うだけで、一目おかれる時代でもあったと聞き及んでおります。

フレッシュマートツチダ

2006年2月20日 自己破産申請
http://www.j-rakuda.com/kaitai/2006/kaitai172.htm
http://www.j-rakuda.com/kaitai/2006/kaitai206.htm

長岡市を中心に8店舗営業。
「ft」のロゴがいい味を出していました。長岡市立図書館からの帰りに、学校町店前「酒のチャンピオン」に寄り、学校町店で惣菜を買って帰った思い出も。店舗年齢を重ねた中島店は、かなりノスタルジックな雰囲気で、マニアにとってはもうたまらない空間でした。三条興野店の出店が経営に響いたとも言われましたが、現在ではウオロク興野店として集客を得ています。申請後の最終売り尽くしの際、駐車場まで続く客の行列が今でも思い出されます。

エノモト

2011年8月22日 自己破産申請
http://www.j-rakuda.com/kaitai/2011/kaitai532.htm

村上市に5店舗営業。
色あせた店舗が多かったものの、2003年に中条サティ跡へ中条プラザ店、2008年には朝日店を新規オープン。2010年にはロゴ変更と合わせ、各店の一部外装もリニューアルするなど、勢いがあるようにも見えましたが、思い返せば、違う意味での前兆だったのかもしれません。

パワーズフジミ

2013年5月10日 自己破産申請
http://www.j-rakuda.com/kaitai/2013/kaitai601.htm

下越と佐渡で16店舗営業。
2013年春
「最近、フジミがおかしいのよ」

フジミファンからリアルに言われて偵察に行くと、冷凍ケースはガラガラ、生鮮の多段ケースも品揃えがまばら。白米だけのパックやパンの耳、ゆでたまごや端数合わせのミックス天ぷらセットなど、通常のフジミでは考えられないような惣菜売り場。とにかく売れるものは、半端であれ、全部売り場に出している印象でした。後日談として、それらは事情を察知した問屋からの納品が途絶えた影響だったと聞きました。

単体店舗や10店舗未満の自己破産申請は幾度となく見てきましたが、16店舗も有する企業が、品薄や営業時間短縮を経て、各店の段階的閉店をもって、植物が朽ち果てるように倒れたのは、個人的には前代未聞の事態で衝撃的でした。

グローバルミート(パワーズフジミ新崎店)

2014年1月30日 自己破産申請
http://www.j-rakuda.com/kaitai/2014/kaitai637.htm

消えてしまった企業を再開させたい。
旧パワーズフジミの元従業員が設立した運営会社によって、同年8月に同店名で営業を再開。しかしながら、中堅スーパーであった頃の品揃えには遠く及ばず、約半年で閉店。元従業員有志で店舗復活を図る事例は、全国的にも珍しくはありませんが、企業バックアップがあったとしても、多くは短命。やはり従業員は経営者ではなく、いかに経営が難しいか考えさせられた一件です。

河治屋

2014年3月20日 自己破産申請
http://www.j-rakuda.com/kaitai/2014/kaitai642.htm

西蒲区に2店舗営業。
老朽化の進む岩室店、郊外すぎた移転の西川店、先に閉店した市街地の巻店。長らくは3店舗体制だったため、一定の集客はあったのでしょうが、足元人口が少ない地域でもあり、飛躍的に店舗は増やせなかったのかと。
カタツムリマークのロゴだった記憶があります。

生鮮市場のぐち

2016年1月13日 営業廃止(個人)
http://www.j-rakuda.com/kaitai/2016/kaitai682.htm

新潟市東区月見町で営業。
いずれも破格の250円弁当やカップラーメン、野菜や惣菜のばら売りのほか、奇抜な手書きPOPや販促物が注目されました。特に低価格が求められる地域だったこともあり、ディスカウント店の競合進出とともに商戦も激しくなり、ひたすら低価格路線に走ったことが致命傷になった印象です。

売り場演出としては面白いアイデアも多く、楽しい雰囲気で活気もありました。しかし、決して広くはない店内は多くの特価品で占められ、どこで利益を取っているんだろうか、という心配も。結局のところ、自転車操業だったのかもしれません。

サンゴマート

2019年7月1日 自己破産申請
http://www.j-rakuda.com/wp/2019/06/30/sangomart-shitada/
http://www.j-rakuda.com/wp/2019/06/30/f-melia/

閉店時には下田店とフーデリッシュメリア店の2店舗でしたが、かつては、加茂市内に仲町店や若宮店も営業。地元ならではの品揃えや、手作り惣菜も充実していました。

あいでん (2019.12追記)

2019年11月26日 自己破産申請
http://www.j-rakuda.com/wp/2019/11/27/aiden/

三条市に3店舗営業。
本町店と本成寺店の立地する三条市中心部では、高齢者を中心に欠かせない存在でした。南店は郊外の幹線沿いの立地で、周辺の集落から一定の集客も。いずれも、市場風で雑多な庶民派の品揃えで親しまれていました。

j-rakuda

管理人teru 新潟のスーパーマーケット情報サイトやってます。 PC:http://www.j-rakuda.com/